社内報ご担当者が常に抱えている悩み、それは企画のネタ探しではないでしょうか。「自社の従業員に興味を持ってもらう企画とは?」「他社ではどんな企画を立てているのだろう」と考え続けるご担当者も多いことでしょう。
そんな皆さまに社内報企画のヒントにしていただこうと、弊社が開催している「社内報アワード」に寄せられた数多くの企画事例を、ジャンルごとに厳選してご紹介します。貴社の社内報をより一層充実させるために、参考にしてください。今回のテーマは「事業・製品・技術」です。
感性に訴えるものづくり 心を魅了するパッケージデザイン
(株式会社アルビオン/『all』)
パッケージにもセンスが求められる化粧品。パッケージデザイナーたちはどんな思いで仕事に取り組んでいるのか? 自社で出すブランドごとにデザイナーを紹介し、パッケージに込めた想いを語ってもらう。パッケージデザインが完成するまでの一連の流れを追うオマケ的見開きが、デザインと無縁の部署の社員にも、この仕事の重要性を納得させる効果を発揮。
ようこそ! エンジニアリングセンターへ
エンジニアリングセンターとは、エンジニア、拠点スタッフが所属している部署。しかし企業に派遣されるエンジニアと拠点スタッフの接点は薄いという現実が……。その関係についての理解を深めるために、拠点スタッフと派遣エンジニアの関係を図で提示したり、拠点スタッフの活動内容をインタビューで紹介。
[エンジニア派遣]
「熱を伝えて快適な暮らしを社会に提供する」
私たちが使命とするその源流とは?
創業ストーリー、創業者の思い、創業製品に宿る自社のモノづくり、という3部構成。自社の原点を従業員に提示しながら、自分たちの仕事がどのように社会に貢献しているかを考えさせた。事業紹介とインナーブランディングを両立した企画。
[エネルギー]
イプシロン2号機(強化型)~挑み続けた彼らの軌跡~
ロケット打ち上げという一大プロジェクトの裏側で地道な努力を重ねてきた人々に光を当てたWeb社内報企画。たくさんの人のインタビューを入れ、さまざまな人たちの努力が目標に向かって集結していく様子を、カウントダウンを絡めて演出。
[重工メーカー]
最新の物流事例から学ぶ 課題解決の流儀
食品メーカーにおける物流部門が果たす役割は大きい。それを読者に理解してもらうために、「物流部門の課題解決力」にフォーカス。「届いて当たり前」の業務を、担当者はどんな流儀・心構えで遂行しているのか? これを前面に押し出すことで、単なる事例紹介に終わらない、深みのある企画となった。
[食品]
ICTが担う土木の生産性革命
いち早くICTの事業活用の研究に着手した企業の企画。実際のダム建設現場を取材し、ICT活用事例を「すでに現実化されたもの」として紹介。最新の自動化技術を、専門知識がない読者でも理解できるように、機械作業の現場の写真を多用して紹介しているのがポイント。
[建設]
モノを作る。未来を創る。
自社におけるモノづくりの流れをフローチャートで解説。その後、自社に息づくモノづくりへの思いを部長が語り、続いて、デザイナーやパタンナーといった専門職が登場して仕事の内容を解説。最後は、自社内でモノ作りに携わる9人の従業員と、大御所デザイナーが座談会をし、モノづくりにかける思い、将来への覚悟などを語り合った。何でも手に入る時代における、モノづくりの意義を考えるきっかけづくりとなる企画。
[衣料]
技術力に+αの力
顧客から高い評価を得るマイスター(社内で約100人程度の貴重な存在)にこだわりを聞くとともに、同僚からの評価を掲載。続いて、マイスターに対して実施したアンケート結果の発表、さらに、その中で特に品質向上につながるポイントをマイスターが自ら解説。全体を通してマイスターが「+αの力」を発信する構成で、「CS向上のためには技術力+αの力が必要」ということを訴求。
[エンジニア]
ものづくりの流儀
自社グループのDNAが息づくものづくりの現場を紹介する、グループ報の見開き連載企画。登場するのは、1号につき1名。その人が現場で働く姿を全面写真で見せ、左端にその人の「流儀」を紹介。多すぎず少なすぎない、適量な原稿量がメインカットの邪魔をすることなく、モノづくりの現場の様子を臨場感たっぷりに見せている。
[重工メーカー]