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オープン社内報を見に行こう!

ここ数年でインターナル(社内向け)とエクスターナル(社外向け)の情報の境界線が曖昧になり、YouTubeやnoteを活用して社内報を公開する、いわゆる「オープン社内報」を始める企業が増えています。でも考えてみると、社内限定発信だから「社内報」なのに、「オープン」というのは、なんだか不思議です。オープン社内報を実施している企業は、どんなねらいを持って、どのようなことに注意しながら運営しているのでしょう。実際にオープン社内報を手掛けている企業のご担当者に伺ってみました。ご協力いただいた5社を50音順にご紹していきます。

CASE1:グリー株式会社

媒体名:『6 deGREEs』
媒体形態:Web
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「グリーグループの真剣さ」を伝えるオウンドメディアとして運営
「グリーグループの真剣さ」を伝えるオウンドメディアとして、オープン社内報を運営

オープン社内報にした理由・目的

 当社では事業ごとに子会社経営を行っているため、各子会社からのサービス・採用情報の発信はありましたが、グループ全体で包括できるメディアがありませんでした。

 それまで公式ブログを運営してきましたが、ステークホルダーの皆さまへ経営層の考えやグリーの従業員の活動などをより積極的にお届けしたいとの想いから、新しいオウンドメディアとしてリニューアルしました。

メリット

 子会社経営が強化される中でも、『6 deGREEs』を通してよりグループの一体感が高まり、グループシナジーが生まれています。また、グリーグループの人の「真剣さ」をグループ外にも公開することによって、従業員のみならず、ご家族や取引先、ユーザー様などにも付随的に届け、採用活動や、グリーグループのファンづくりにもつながっています。

運営に関して注意している点

 企画書制作、サムネイル制作、計測・振り返りの3点に特に注意をしています。企画書は、一番に伝えたいメッセージは何かという点がブレないように、時間をかけて制作しています。また、単に宣伝にならないことや読み手を思い浮かべながらグリーの真剣さが伝わるように努力しています。

 従業員の生き生きとした表情や、発言の中にある真意などを余すところなく伝えるよう事業内容や対象者の人柄など準備に掛ける時間をなるべく取るようにし、わかりやすく深みのある記事にするよう奮闘中です。

効果

 従業員が他の事業部の仕事やメンバーについて知る機会になっています。また、最近では採用面接の際に求職者の方からオウンドメディアの話が出るなど、採用広報としての効果も出てきています。求職者にとって組織風土や働いている人は重要なポイントであり、弊社の良さをお伝えできるところですので、非常に効果的であると感じています。

アピールポイント

 『6 deGREEs』は「グリーグループの真剣さ」を伝えるオウンドメディアです。グリーグループがどんな会社で、どんな人が働いているのかを社員のインタビュー記事などを通して伝えております。より一層グリーグループの魅力を社内外へ発信できるよう企画・内容をパワーアップしてお届けする予定ですので、ぜひご期待ください!

CASE2:パーソルホールディングス株式会社

媒体名:『ツナぐ』
媒体形態:Web(e-book)
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オープン社内報だからこその注意点は、基本的にはないとの考えで運営
オープン社内報だからこその注意点は、基本的にはないとの考えで運営

オープン社内報にした理由・目的

 お客様先での常駐業務を行っている社員や、社員のご家族やお客様をはじめとする一般の方にもご覧いただきたいという想いから、発行当時よりオープン社内報形式で発行しています。

メリット

  • 私用のスマートフォンでも閲覧できる
  • 社員がお客様とのコミュニケーションで活用できる
  • SNSのコンテンツとしても活用し、採用募集に関心のある方が会社のことを知る機会になっている
  • e-book形式を取ることで、ニュースリリースやオウンドメディアとのリンク連携や動画活用など、立体的なコミュニケーション設計が可能になった

運営に関して注意している点

 一般の方がご覧になるので、社内限の情報が掲載されていないかという点や、細かな表現がラフになりすぎないよう注意して制作しています。

 ただ、基本的に上記以外は、オープン社内報だからこその注意点は基本的にはないと考えています。普段から、表に出せるクオリティで制作するのだという意識を、制作に携わる社員で共有し合うことが重要ですね。

効果

 基本的には「メリット」欄に記載した内容ですが、その他にも、産休・育休中の社員が休職中も会社とのつながりを持ち続けられるという効果も見られました。

 また、出演した社員が、その誌面を家族に見せることができるので、そこで喜んでもらえるなどの声も聞かれます。

アピールポイント

 e-book形式を採用していますが、誌面発行時代のような「冊子をめくる感覚」を残す、デザインのトンマナや企画の随所で、誌面全体に社内報としての温かさを出す、といった工夫をしています。

 また、オウンドメディアや動画、ニュースリリースや外部リンクなどをフル活用し、e-bookならではの情報の「立体感」が感じられる設計にしています。情報を精査し、e-bookとして見やすいテキスト量と画像のバランスを追求しています。

CASE3:株式会社ファイブグループ

媒体名:『ファイブグループ 公式note ~飲食業界×オープン社内報~』
媒体形態:Web
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さまざまな場面でさまざまなステークホルダーに向けて発信したいLP置き場
さまざまな場面でさまざまなステークホルダーに向けて発信したいLP置き場として、オープン社内報を捉えている

オープン社内報にした理由・目的

 限られたリソースの中で、極力多くのステークホルダーとコミュニケーションできるオウンドメディアとして、主に「採用アシスト」と「オンボーディング」を両立するために始めました。会社の認知・知名度向上の一環として、という一面もあります。

 副次的に、「オープン社内報をやっている会社はイケている」という風潮にのり、マイナスイメージの根強い飲食企業のイメージを払拭することもねらっています。

メリット

① 少ないリソースでも各方面のステークホルダーとコミュニケーションできる

② 主に新卒の採用過程において、等身大の会社理解に役立つ

③ 掲載された社内のメンバーがいろいろな人にシェアできる=認知度向上やリファラル採用へつながる

④ 予期せぬ方面から反応をいただけたりし、会社として内向きではなくオープンな姿勢を示せる

運営に関して注意している点

 「誰に」「どうやって」読んでもらい「どう行動してもらうか」を記事ごとに想定し、PV数だけに振り回されないようにする(例えばSEOだけに意識が向いたり、社内向けだと「ファッションチェック」のようなキャッチーなものだけに単純に走ったりしないように)。重要なのは「どうやって」読んでもらうかを最初から用意することで、配信するのか、採用のどの段階で就活生へのメールに入れ込むのかなどを最初から考えた記事にしています。

 ブログ的ではなく、各記事が単体としても成立するように各種の社内用語の説明や補完情報への動線をしっかり引くことを意識しています。

効果

 「採用での記事活用前後では内定承諾率が20%増加。noteも要因の1つ。」と人事部からのフィードバックがありました。

 社内向けの記事は社内にLINE(独自開発のシステム「conetto」)を通じて配信していますが、紙社内報に比べて認知、読了と共に大幅に向上しています。

 また、採用においては月60名程度を応募サイトへ誘導、という効果が見られます。

アピールポイント

 媒体単体としてデザインはあまりしておらず、さまざまな場面でさまざまなステークホルダーに向けて発信したいLP置き場として考えるようにしています。「実用性」に極振りし、媒体単体ではなくさまざまな「届ける」ツールや場とあわせて設計、運用中。

 社内ではPCを使用しない働き方が9割以上なので、スマホを想定した記事づくり。「オープン社内報を読んでもらう」のではなく「この記事をこの人にこのタイミングで読んでもらう」としてつくっているので、おそらく社内の人間のほとんどが、TOPページにはアクセスしたことがなく、正式名称も知らないと思われる、というのはユニークかもしれないですね。

CASE4:株式会社マクロミル

媒体名:媒体名:『ミルコミ』
媒体形態:紙で発行しつつ、Web版も公開
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編集部として設定したKPIは、「満足度90%以上」だというからすごい!
編集部として設定したKPIは、「満足度90%以上」だというからすごい!

オープン社内報にした理由・目的

 当社では創刊以来、長らく社内報を社外秘としてきました。しかし社員一人一人の冊子取り扱いを完全に管理することは難しく、それならば思い切って社外公開し、社員の家族や求職者、株主・投資家などにも広く読んでもらえた方が会社にとっても良いのではないかと思い、社外公開に踏み切りました。

メリット

 当社のビジネスはBtoBということもあり、事業について一言で説明するのが難しいのですが、社内報を広く配布できることで、社外の方にも会社理解を深めてもらうことにつながっています。また、営業がお客様との商談のきっかけ作りや販促資料として活用したり、人事が求職者の志望度向上に活用したりするなど、コーポレートブランディングの役割も果たしています。

運営に関して注意している点

 Web社内報(社員のみ閲覧可能)も運営しており、今までもメディアの特性に合わせた情報発信を意識してきましたが、紙の社内報をオープンにしてからは、社外秘の内容はWeb社内報に掲載するなど、情報のすみ分けをより意識するようになりました。

 また、誌面に出てもらう社員に対しても、事前に社外公開している旨をきちんと説明することや、テキスト・使用する写真の許可なども今まで以上に丁寧に確認しています。

効果

〈社員の声〉

  • 「会社への理解が深まった」(入社前に読んだ社員より)
  • 「役員やさまざまな社員から発信がされており、貴重。マクロミルの理解と志望度醸成につなげられる」(人事の社員より)

 『ミルコミ』は「マクロミルのリアルを伝える」をコンセプトに、会社の良い部分だけでなく、課題についてもしっかり触れることを意識していますが、社員からは「社外公開しても変わらない編集方針に好感が持てる」という声も。

アピールポイント

発行後、記事を再編集し他メディアでも展開
 『ミルコミ』の記事内容を一部編集し、当社コーポレートサイトや公式noteなど、他メディアにも掲載。社内報での展開に留まらず、情報の切り口を変えることで、より多くのステークホルダーに情報をお届けしています。

90%強の社員が「満足」と回答
  発行後にはアンケートを実施。満足度90%以上を編集部のKPIに設定しており、毎号90%超のスコアを獲得できています。

CASE5:弥生株式会社

媒体名:『弥生株式会社 公式note』(公式note内の一部で オープン社内報を展開)
媒体形態:Webサイト
閲読場所:弥生株式会社 公式note内。「オープン社内報」と検索すると、該当記事の閲覧が可能に

 

オープン社内報では、社内の空気感をステークホルダーのみな様へお届け
オープン社内報では、社内の空気感をステークホルダーのみな様へお届けしている

オープン社内報にした理由・目的

 弥生の空気感を知っていただくために、最適なコンテンツと考えたため。当社は2002年から社内限定の社内報を始め、現在は年400記事を出すなど精力的に運営しています。さまざまな理由から社内限定にしている一方、外にも発信したいという思いも持っていました。そんな中、2021年から「弥生の副音声的」をコンセプトに公式noteを始めたことをきっかけに、社内報からnote編集部が記事をピックアップして「#オープン社内報」を付けて公開するようになりました。

メリット

① 社内の”リアル”な雰囲気を外に発信できるようになった
 プロやnote編集部員ではなく、いち社員が執筆した記事が多く、社内のカジュアルな様子や柔らかい雰囲気がコンテンツとして発信できるようになりました。

② 採用候補者への情報発信の一環にも
 「オープン社内報記事を読んで、弥生への興味が高まった」と言っていただけることも増えました。

運営に関して注意している点

 社外の方にスムーズに読んでもらうために、社内用語の表現や、背景知識などの説明に留意する、ブランドイメージがブレないようなイラストや写真を使用することに気をつけています。

 オープン社内報の元になる社内報は、すべて社員が執筆しており、自由に書いていただくために、あえて執筆ルールもゆるく設定しています。そういった記事を社外へ発信するにあたり、必要に応じてnote編集部と執筆者で相談、再編集をしています。場合によっては再取材をすることもあります。

効果

 社内からは、「社内向けに書いた記事が社外にも発信できて嬉しい、書いて良かった」などの声をいただいています。

 社外からは、特に採用候補者の方から、「サービスに関わっている人の思いや弥生社内の雰囲気を知ることができた」と言われる機会が増えました。

アピールポイント

 弥生のオープン社内報は、社員が全て執筆する社内限定の社内報記事の中から、選定&再編集して、公式noteで発信しています。元となる社内報では年400本の記事を公開するなど、積極的な運営をし、「社内報アワード2022」でシルバー賞を受賞しました。これからも、オープン社内報の記事を通して、社内の空気感をステークホルダーの皆さまへお届けしたいと思います!


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