もうすぐ2024年も幕を下ろします。社内報をはじめとしたインターナルコミュニケーション(IC)ご担当の皆さま、今年も本当におつかれさまでした。この1年も、たくさんのご苦労を乗り越え、大きなやりがいを感じたことと思います。ご自身の仕事に迷いを感じることも、もしかしたらあったかもしれません。
今年、「社内報ナビ」に登場してくださったICP(インターナルコミュニケーション・プロデュサー)の方々も、きっといろいろな困難を乗り越えてきたはず。その先でつかんだ思いがにじみ出る名言たちを紹介します。そこから力をもらい、来るべき年も、一歩ずつ、前進していきましょう。
「理解してこそ伝わるのだと信じる」
どうすれば、「伝わる」状態を生み出せるのか? その答えは従業員の声の中にあると思うのです。
相手=従業員を理解することが初めの一歩です。理解してこそ伝わるのだと信じて、これからも声に耳を傾けていきます。
株式会社マクロミル
広報・ブランドマネジメント部 部長
飯尾 美貴 さん
「社内報アワード2023」表彰・交流イベントで第一生命ホールディングス株式会社のICご担当者(当時)と出会い、「社員の声を集めるって、やはり大切ですよね」と社内アンケートの大切さについて意見が一致したことをきっかけに「社内報ナビ」での対談が実現。「やはり」の意図は何かを、飯尾さんの言葉が物語っています。
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【社内報を知る , 体制・運営】
従業員の声を聞くことは、「社内報で組織課題解決」の第一歩
「ICの魅力は本当のニーズを拾えるところ」
通知や通達のように見なくてはならないものが仕事上たくさんある中で、見なくていいコンテンツは希少かつ価値が高くないと見てもらえません。そのため、どんな内容なら社員は自発的に見たくなるか、会社を好きになるかと、自由な発想でチャレンジできるのが、この仕事のやりがいだと思っています。義務なしで見てもらえるのは社員の嘘偽りないニーズですから、インターナルコミュニケーション業務の魅力は本当のニーズを拾えるところにある、と。その特性を逆手にとって今後もインターナルコミュニケーションを仕掛けていきたいですね。
東急建設株式会社
経営戦略本部 コーポレート・コミュニケーション部
菅 梨理子さん
菅さんは、50年以上続いていた紙の社内報をWeb化して、1年もたたずにグランプリ作品に仕上げた剛腕編集長。結果を出す編集長の強さの秘密が感じられるコメントです。「社内報は読む義務がないメディアだから面白い」と良い意味での開きなおりは参考にしたいですね。
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【Web社内報 , アプリ社内報 , 事例に学ぶ , 事例紹介】
強さとゆるさを併せ持つ社内報が、企業風土を変える! (東急建設株式会社)
「社員に響くものにするために自分たちでつくる」
初回は撮影や編集にプロの手を借りましたが、いずれは全て内製化したいと考え、撮影場所や導線などについてカメラマンとも何度も話し合いました。
というのも、社員に響くものにするなら会社のことをよく知る自分たちでつくる方がいいと考えたからで、広報部員の考えを具現化することで自己実現による達成感や働き甲斐にもつながりますし、スキルを身に付けることで自身の存在価値を実感することができます。
我々の業界は、業法に守られたビジネスをしてきたこともあり、どちらかというと保守的かつ官僚的な組織です。しかしながら、生成AIや地球沸騰化などの社会環境の変化が進展するにつれ、変わらなければ生き残れないという危機感がありました。それならば、まずは自分たち自身が業務の中で「新たなチャレンジが必要だ」という声があがりました。一般公開も、「もはや情報隔壁を設けているような会社ではダメだ。社内も社外も同じ情報を発信すべきだ」というメンバー意見を尊重したものですが、一方で役員の中には情報公開に難色を示す人もいました。以前なら私もそこで諦めたでしょうが、いろいろな人に当社の基本姿勢や価値観を示す機会となるし、結果的に社内の一体感も築けると、上司を説得しました。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
広報・ESG部 次長
嶺 有佑(みねゆうすけ)さん
若手社員との世代間ギャップを認めつつ、彼らの熱意を汲み、自己実現や成長を後押しする頼もしい上司、それが嶺さん。広報は経営の一部だという高いプロフェッショナル意識を、「社内報ナビ」「ICP Station」でぜひ!
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【事例に学ぶ , 事例紹介】
作り手は、会社のことを一番よく知る自分たち
(三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)
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インターナルコミュニケーションご担当ラジオ
「ICP Station」
のるかそるか転職?!「このICPのもとで働きて~」
「社員が楽しく働ける環境作りの一助に」
従業員満足度を高めると共に、社員の皆さんが仕事のやりがいを感じたり、楽しく働けるようにしたりするための環境作りの一助になればと考えています。
ひざつき製菓株式会社
営業部 広報ブランディング担当
芹川 光歩さん
自社の公式LINEで社内報!? というポイントに興味をそそられお話を伺う中から見えてきたのは、「自由な発想」と徹底した「社員目線」。他社事例の踏襲ではなく、自社最適のさまざまなアイデアを柔軟に取り入れ、メディアを軌道に乗せた手腕に注目!
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【事例に学ぶ , 事例紹介】
自社にとっての最適解を考えぬいたIC施策
(ひざつき製菓株式会社)
「自分の成長がICの充実に直結している」
この仕事はある意味敵がいないというか、営業でいう競合がいない仕事だと思っています。自分が経営課題を理解できるようになって、人と顔がつながって、発想力が豊かになって、という自分の成長がインターナルコミュニケーションの充実に直結している。自分の能力が高まれば高まるほど良いものができるというところにとてもやりがいを感じます。
キリンホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部
古源 紀子(こげんのりこ)さん
「社内報アワード」コンクールの入賞常連企業であるキリンホールディングスですが、緻密なターゲット設定と企画設計が高品質を生み出しているのだと実感しました。IC担当の古源さんは、経営課題、IC、自身の成長を連携してとらえ、実践していることがよくわかります。
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【事例に学ぶ , 事例紹介】
長期経営構想の達成のため、社員の現在地に合わせて緻密に企画設計
(キリンホールディングス株式会社)
「会社を良くしていくために内側から変えていく」
異動してきた当時、もっと会社を良くしたい! という想いを持っていました。それは他のメンバーも同じだったと思います。与えられた仕事だけをしていても業績は伸びません。会社を良くしていくためには内側から変えていく方がいいのではないかと思い、だったらまず社内報から変えていこうと考えました。
三和酒類株式会社
サポート本部 総務課 チーフ
相良 恒太郎さん
営業畑から異動してきた相良さんは、同僚と協力しながら社内報の全面リニューアルに着手しました。そのモチベーションが「会社を良くしていくためには内側から変えていく方がいいのではないか」というもの。異動当時から、もっと会社を良くしたい!という想いを持っていたそうです!
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【事例に学ぶ , 深掘り! ICP Session】
社内報の全面リニューアルで創業者の思いを継承
(三和酒類株式会社)
「取材する際は読者と同じく初めて知るという立場」
個人的には、取材した際に感じたことは大事にしたいという想いがあります。なぜなら私も取材する際は読者と同じく初めて知るという立場なので、その時に惹かれたことというのは、読者もまた興味を持つポイントだと思うからです。
株式会社ファミリーマート
管理本部 広報部 コーポレートブランドグループ
長野 梨江子さん
「心が動いたことを伝えていく方が、読者から好反応が得られる」と、同じ業務に励む方々にアドバイスしてくれた長野さん。ICの仕事を心から楽しんでいることが伝わってきました。
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【Web社内報 , 事例に学ぶ , 事例紹介】
心が動いたことをコンパクトに発信
(株式会社ファミリーマート)
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一人で切り盛りすることも多いインターナルコミュニケーションご担当者は、時に孤独を感じることもあるかもしれません。でも、あなたは一人ではありません! 日本中に同じ業務に励む仲間がいて、ともに悩み、頑張っています。どうにもつらくてたまらない、という時は、仲間のパワーあふれる言葉からエネルギーを注入して、また前を向きましょう。ゆっくりでもいいのです。不器用でも構いません。志を忘れずに励めば、新たな年もきっと実り豊かな1年になるはず!
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