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通信員やグループ会社担当者が一堂に会する社内報の勉強会(YKK、矢崎総業、IHI、デンソー)

「社内報は年々レベルアップしている――」

 これは、1214日ウィズワークスで開かれた「社内報アワード2017・審査振り返り会」で審査員から上がった声です。「社内報アワード2017」の応募企画数は693企画。毎年多数の社内報を読む審査員たちは、時代とともに変化する社内報の成長ぶりに感心しています。

 その背景には企業が社内報を経営ツールとして重視し、「より良い社内報を作るように」というトップの強い意向があることも大きな要因でしょう。そんなトップの意向を受けた社内報担当者は、社内報のブラッシュアップを心がけ、情報収集や社内報の知見の習得に大変熱心です。弊社で毎月開催する社内報セミナーにも多くのご担当者が参加し、テーマについての勉強はもちろん、他社の担当者と積極的に情報交換する姿も見受けられます。

 さらに最近はさまざまな企業で「社内報の勉強会」が活発に開かれている印象です。弊社にも今秋は1か月の間に、4件の講師派遣のご依頼がありました。各社工夫を凝らした勉強会でしたので、概要を紹介します。


通信員の勉強会① YKK株式会社
事前課題と事後課題で、勉強会をフル活用

    毎年秋に開催されるYKKグループ通信員勉強会。今年は1110日に北海道から沖縄まで各地の通信員が本社ビルで一堂に会しました。通信員の任期は平均2年。今年は78割の方が昨年に続いての参加でした。

 勉強会の特徴は勉強会の前後に課題があることです。「事前課題→勉強会当日→事後課題」という流れで、一人ひとりが社内報の記事を作成します。通信員は事前課題でテーマを受け取り、テーマに合った人選をし、取材を実施。取材で聞いた内容は「取材メモ」として作成し、勉強会にのぞみます。勉強会の当日は記事作成の要領を学び、「取材メモ」を元に原稿作成に着手。事後課題では記事を書き上げ、写真と共に編集部へ提出するという流れです。テーマは、昨年が人物紹介「みんなの職場のどんな人?」であったのに対し、今年は「みんなのお仕事道具拝見」でした。

 昨年も勉強会に参加した通信員は「今年のテーマも去年と同じと思って、紹介する人を考えていた…。ところがテーマが違ってイチから人探しをするのに骨が折れた~」という感想をもらしていました。

 YKKグループ通信員勉強会は「毎年開催」が定着。顔ぶれが多少変わっても通信員と編集員の距離が近く、終始和気あいあいです。勉強会の最後には、恒例の写真撮影を本社ビルの特徴の1つである大階段で行いました。 

カメラの構え方をみんなで練習
YKKの社内報『森林』を手に、当日参加した通信員20人と編集員7人で記念撮影

通信員の勉強会② 矢崎総業株式会社
1泊2日の通信員フォーラム、社長の前でディベート合戦

 今年で第8回を数える通信員フォーラムを、1113-14日、掛川グランドホテルで開催しました。全国から集まった通信員は48人。通信員の任期は1年ですが、前期の通信員も参加できるため前期通信員との交流もはかれます。そして通信員フォーラム最大の魅力は、通信員が社長と直接コミュニケーションをとれること。社長もプログラムの一部に参加され、社長自らが社員の考えを聞く。つまり通信員フォーラムは通信員の勉強の場だけでなく、トップと社員のコミュニケーションの場として活用されています。

 初日のプログラムはメインイベントの「ガチンコディベート対決」。ディベート対決とは、通信員が日ごろから考えている会社への提言をテーマに掲げ、肯定派と否定派に分かれ、双方の意見を真剣に闘わせます。このディベート対決を社長がご覧になり、ディベート終了後に社長から講評をいただきます。さらにこの後の懇親会にも社長が出席。ディベートネタが社長と社員の共通の話題となり、会話が弾むそうです。

ディベートテーマをグループ内でディスカッション
前期通信員10人、今期通信員38人が社長(中央)の前でディベート対決

 翌日は社内報制作実務の勉強です。内容はカメラ講座と文章講座(弊社は文章講座を担当)。フォーラム2日目ということもあり、通信員同士のコミュニケーションは自然にはかれるようになっていました。

掛川グランドホテルにて1泊2日で開かれる矢崎総業の通信員フォーラム
2日目はすっかり打ち解けて、取材のワークショップも和やかに

グループ会社社内報担当者の勉強会① 株式会社IHI
グループ間のコミュニケーションは、社内広報情報交換会で

 1027日、3年ぶりに「IHIグループ 社内広報情報交換会」を開催。社内報をはじめ従業員向けメディアが多様化する中で、各社の担当者は「編集のノウハウを知らない」「なかなか読んでもらえない」など共通の悩みを抱えているようだとIHI広報・IR部のご担当者が察し、企画したものです。

 情報交換会の冒頭は、参加者同士のコミュニケーションを図るために、44人全体で他己紹介を行いました。時間の都合上、一人数十秒の他己紹介でしたが、皆さん個性豊かに紹介をしあいます。相手を紹介しながらさらりと自身の感想をもりこんだり、くすっと笑えるエピソードを交えるなどさすが社内報担当者!という温かな紹介の連続でした。

 勉強会のテーマは、「企画の立て方ワークショップと原稿作成・写真撮影のポイント」。レクチャーに続いて制作物の意見交換で悩みを共有し、解決策を探りました。

 情報交換会のあとは場所を変えての交流会。社内報の話も、他己紹介で聞いた話もネタになり、それぞれの輪から笑い声が絶えませんでした。

3年ぶりの「IHIグループ 社内広報情報交換会」には44人が参加
グループ会社の皆さんに社内報からのお願いをするIHI広報・IR部の平野さん(右)
勉強会の最後に全員で記念撮影。この後交流会へ移動します

 グループ会社社内報担当者の勉強会② 株式会社デンソー
短時間集中型の企画力を磨くワークショップ

 「グループの社内広報を底上げする手段として、交流会は有効」と位置付けられている国内グループ会社社内広報交流会。2014年からスタートし、第5回を数える今回は1128日に開催され、国内グループ会社全62社の中から38社がデンソー本社に集合しました。交流会のプログラムは3部構成で、第1部はデンソーの社内報活動紹介。第2部は「企画力を磨くワークショップ」。第3部は各社が社内報を持ち寄り、グループディスカッションが行われました。

 弊社が講師を務めた第2部のワークショップは、1時間半ほど。前段に自己紹介とレクチャー「社内報の役割と基礎知識」を入れつつ、①情報収集から社内報企画へつなげる「情報を取り出すワーク」と、②「新入社員紹介企画を考えるワーク」に取り組んでいただきました。

 ワークショップはテンポの早いものでしたが、「たとえ短時間でもワークショップを通じて担当者のモチベーションアップにつなげたい」というデンソー広報部ご担当者の気持ちが参加者に通じ、短時間集中型の勉強会ならではの密度濃い情報交換会となりました。

デンソー国内グループ会社38社が集まり、第5回国内グループ会社社内広報交流会を開催

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 皆さんの会社でも勉強会を企画されている、あるいはこれから企画したいと考えている会社もあるかもしれません。これらの事例が皆さんの参考になれば幸いです。勉強会の実施は、担当者にとって企画、事前準備、当日運営、実施後のフォローまでパワーがかかりますが、皆さん「やって良かった」「またやりたい」「定期的に開催しよう」とおっしゃいますよ。社内報をより良くしていくことはもちろん大事ですが、それ以上に社内報をつくる人や協力者の関係性を良くしていくことはもっと大切かもしれません。

 

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