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社内報 企画のネタ/テーマ「TOP登場」

社内報ご担当者が常に抱えている悩み、それは企画のネタ探しではないでしょうか。「自社の従業員に興味を持ってもらう企画とは?」「他社ではどんな企画を立てているのだろう」と考え続けるご担当者も多いことでしょう。

そんな皆さまに社内報企画のヒントにしていただこうと、弊社が開催している「社内報アワード」に寄せられた数多くの企画事例を、ジャンルごとに厳選してご紹介します。貴社の社内報をより一層充実させるために、参考にしてください。今回のテーマは「TOP登場」です。

 

あのころ、僕は
(株式会社オージス総研/『ラ・プラス』)

 

企画
特集(13ページ)常設・連載/表紙

 

実施目的
 創業40周年を迎えるにあたり、社長・常務・本部長に過去の仕事に関するエピソードを語っていただくことで、「役員にまでなった人たちもこんな苦労をされたんだな。自分も頑張ろう」と、社員が気づきや勇気を得られる特集を企画。

 

読者ターゲット
 若手社員。年齢や立場において遠い存在である役員たちの頑張りを知ることで、思いどおりにならない場面に直面した際も「もう少しやってみるか」と励みになるような内容を意識した。

 

内容
 読み手として情景が浮かぶ、より共感しやすい内容にするため、印象に残っている具体的なエピソードを一つに絞って語ってもらった。その際、失敗したエピソードも積極的に話してもらうよう依頼。必ずしも成功だけが成長につながるわけではなく、失敗をプラスに転換できるということをエピソードを通じて伝えたいと考えた。時代に左右されない普遍的な想いを読み取ってもらうために、あえて時代にそぐわないエピソードも掲載。さらに、役員たちをより身近に感じてもらえるよう、若手時代の写真を紹介するアルバムページも設けた。

代表取締役社長 社長執行役員の中沢 正和さん紹介ページ
取締役 常務執行役員の新濱 功啓さん紹介ページ

「幸せカンパニー」への道筋を探る!

 

企画
Web特集/常設・連載/表紙

 

実施目的
 社長が目指す「幸せカンパニー」。この方針を浸透させ、社員にとっての「幸せ」とは何かを社員自身が理解するために実施。社長自身がこれまでの知見を踏まえて会社のあるべき姿について語り、社員の「幸せ」を追求する連載企画にした。回ごとにテーマを1つ取り上げ、働く風土づくりに社員自身が取り組むきっかけづくりをねらった。ある回で、社長が「自分が社員の幸せのためにできることは、会社の方向性を示し、仕組みを変えること。幸せは社員の皆さんと一緒につくるもの」と語ったことがあり、社長の等身大の想いがストレートに伝わり始めている。

 

読者ターゲット
 全社員。トップメッセージの浸透が目的のため。

 

内容
 例えば、「卒煙」がテーマの回では、全社員の中でも喫煙者をコアターゲットに設定。衛生管理担当から「今後5年間で喫煙率30%ダウン。そのためのキックオフ宣言をしたい」との依頼があった。そこで、卒煙をテーマとした企画を立案。社長による幸せの定義の一つ「健康なくして幸せなし」を軸に構成した。卒煙の経験者でもある社長が、喫煙者に寄り添っいつつ、卒煙の重要性を思いを込めて伝えた。

     [製造]

○○○さんのパッション Journal
※○○○部分は固有名詞のため伏せ字にしています。

 

企画
Web特集常設・連載/表紙

 

実施目的
 全社一丸のOne Teamとなるために、社長自らが、仕事における重要な要素や心がけ、ノウハウを従業員に語りかける企画。高頻度に更新することで、社長の本気度や覚悟を伝える、社長と従業員一人ひとりの信頼関係の構築につなげることを目的に企画した。社長の熱い思いに感化され「自ら考える人」が育つ土壌を作るとともに、経営理念の浸透を図ることも意識。

 

読者ターゲット
 すべてのグループ会社社員。従業員エンゲージメントサーベイの結果から、特に浸透を図りたい部署にメッセージが伝わるようテーマを選定。

 

内容
 全グループ社員に向けた社長メッセージを、短い言葉にまとめて週1ペースで配信。読者に敬遠されないように、トップ発信企画ながら、語り口調のスタイルで展開することにこだわっている。タイトルの「○○さん(社長の名前)」を「〇〇社長」としなかったのも、その一端。各回のテーマは、「読者ターゲット欄」に記載したポイントの他に、グループ内で毎年実施している社内啓発活動と連動したメッセージにしたり、業界のトレンドを意識して選定している。

[製造]

新春特別企画 社長メッセージ
「白柳さんの今年の抱負」
(トヨタ紡織株式会社/『Shuttle』)

 

企画
特集(2ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
 新年号で毎年掲載しているトップメッセージ企画ながら、「長文は読む気にならない」と言う声が多く寄せられていた。そこで、社内報独自の切り口、内容で実施することに。この年は前年6月に新社長が就任し、はじめての年頭企画となるため、社員に「会社の変革」を感じ取ってほしいという思いから、インパクトがある誌面にしたいと考えた。

 

読者ターゲット
 一般社員。特にトップと触れ合う機会の少ない若手社員をターゲットとし、トップと社員をつなぐ企画にしたいと考えた(海外拠点には英語版にして配布)。

 

内容
 まずは興味を持ってもらうため、事前に社員から社長に聞きたいことを募集し、多かった質問から項目を選定。メインテーマは凡庸な「今年の抱負」としながらも、以下3点を念頭に置き構成。
①社員に最も伝えたい内容がすぐにわかるような、見やすく読みやすいデザイン。
→社長の決意を中央に大きな文字で配置し、QA形式することで、長文を読まなくても社長の考え、思いが簡潔に伝わるようにした。
②トップや会社に親しみを感じてもらうため、仕事以外での社長の考えや人柄が伝わる内容を取り上げる
→写真やイラストを活用し華やかな誌面にすることで、読み手に楽しく明るい気分になってもらう。
③新年の幕開けに相応しい明るい企画で、働く社員のモチベーション向上につなげる。
→これまでと異なる会社の風向きを感じてほしいという思いから、社長に着物を着ていただいた。

着物姿の社長が目に飛び込んできて、インパクト大(クリックして拡大)
着物姿の社長が目に飛び込んできて、インパクト大(クリックして拡大)

トップメッセージ

 

企画
特集/常設・連載/表紙

 

実施目的
 就任したばかりの新社長は親会社からの異動で、業界の経験も初。新風への期待と変化への不安の両方が社内に渦巻いていた。ただ、社長交代は自社に必要な変革・前進に弾みをつけるチャンスでもある。そこで社員に新社長を「迎え入れてもらうこと」「考え方を理解してもらうこと」「率直に対話しながらともに成長していくための関係を築くこと」を目指し、創刊以来常設のトップメッセージのコーナーを使って発信した。

 

読者ターゲット
 全従業員。新社長が従業員の生の声に耳を傾け、経営に反映している姿を知ってもらうため、より現場に近い従業員とのふれあいを取り上げた。

 

内容
 連載の1回目は、上司も役職ではなく、親しみを込めて名前で呼ぶ企業文化であることにならい、新社長も、名字の一部+「さん」付けで呼んでいくことを、就任を知らせる4月号で伝えた。2回目は、やわらかい質問や従業員から募集した質問をぶつけ、親しみを持って迎え入れる素地作りを。以降の回では、主力事業の現場で、シニアスタッフが心身を砕いてお客様にサービスを提供する業務を体験し、トップが事業を知ろうする姿を密着取材。トップが考える変革の真の目的を理解してもらうことを目指した。また、営業を担当する従業員の生の声を聞きに行く姿(対話の様子)を取材した回も。全編を通して、トップが常に従業員とフラットに語り合いたいと考えていることと、トップが考える変革の真の目的を理解してもらうように編集した。

[住宅]

小林社長 New Year’s Message 2023
(三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社/『三菱UFJモルガン・スタンレー証券 YouTube公式チャンネル』)

 

企画
動画/特集(9ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
 MUFGグループでは21年4月にMUFG Way を制定し、Purpose(存在意義)に「世界が進むチカラになる。」を掲げた。22年10月にはMUFG WayのValues(共有すべき価値観)を証券流に解きほぐした5つの行動指針を制定し、社員一人ひとりが仕事を通じて成し遂げたい夢や志(My Way)を掲げ、周囲の仲間に発表することで相互理解を深める取り組みを進めている。社員同士が互いを認め合い、それぞれの価値観の尊重をめざす中、これまでMUFG Wayを体現されてきた経営トップがこれまでのキャリアで、どのようなMy Wayを掲げ、仕事に向き合ってきたか、また現在のMy Wayから今後成し遂げたいことは何か、自らの経験を自らの言葉で、その想いとともに伝えることで、社員の意識変革による行動変容や社内の一体感の醸成を結びつけることを目的にした。

 

読者ターゲット
 若い世代。Z世代の特徴といわれる ①自分らしくありのままの姿で働ける環境を求める ②ワクワク感のある仕事がしたく、社会貢献意識が非常に強い ③一方で自身が何者であるか、存在価値を気にしているといった点を意識してコンテンツを設計。

 

内容
 1年の計は元旦にありというが、年始の落ち着いた時期に、自身を見つめ直すことで、夢や志を立て、視聴者が明るく前向きになってもらえることを願って制作。成功は約束されていなくとも、懸命に努力することで必ず成長はできること。現社長は前例がないことに挑戦し続け、挑戦することで得られる信頼の積み重ねにより大きな仕事を任されてきたことを、当時の写真で振り返りながら若い世代に訴求した。
全体構成は、最初に「5つの行動指針」を画像で差し込む(全ての社員の判断の拠り所が何かを想いを込めて訴求)→ 社長のキャリア実現の視点(社員一人ひとりがパーパスを立てることが大切)→ 経営方針 → 社長の趣味(スターウォーズの家族の絆が原点)。この構成は、社員一人ひとりが使命をもって業務にあたり、そしてそれぞれが認め合い高め合う、家族のような絆を社内でも育んでもらいたいと企図したものである。

画像クリックで『三菱UFJモルガン・スタンレー証券 YouTube公式チャンネル』へジャンプ
画像をクリックすると『三菱UFJモルガン・スタンレー証券 YouTube公式チャンネル』で動画が視聴できます

新春インタビュー

 

企画
特集(4ページ)常設・連載/表紙

 

実施目的
 中期経営計画3ヵ年において、2年目は中計を成功に導く重要な年である。そこで、今後の事業拡大に向けた成長戦略の方針を伝える巻頭特集企画を立案した。前年までは外部向けの年頭所感を転載していたが、外部ライターを起用したインタビュー形式に変更。読者に対して「難しいけれど、いま読まなければならないのではないか、読むべきではないか」という臨場感を抱かせるような原稿を目指した。「一人一人が改革の当事者である」と発信して社員を鼓舞することで、成長戦略の推進のために、各自持ち場で為すべきことに一意専心できるような企画とした。

 

読者ターゲット
 すべての社員が対象。

 

内容
 これまで、年頭所感企画は読者アンケートでの評価が高くないのが常だった。そこで「社員に読んでもらい、理解してもらう」ために、可能な限り平易な言葉で、社員へ語りかけるような内容とすることに腐心した。社内報というインターナルな場を最大限に活用し、リスクを過剰に恐れず、ネガティブな面もオープンに掲載。厳しい面も含めた経営戦略の内容を伝えながらも、社員を勇気づけるような言葉を社長の思いとして最後に据えたところ、読者から多くの共感を得ることができた。

[服飾]

新体制がスタート!森望社長ってどんな人!?
(関西電力株式会社/『関電新聞 臨時号』)

企画
特集(2ページ)常設・連載/表紙

 

実施目的
 目的は3つ。①新社長のPR/従業員に対し、社長交代の事実と新社長の氏名や人となりを速やかに知らしめる。②前向きな空気の醸成/関西電力は約8,600名が在籍し、多くの従業員にとって社長は遠い存在だった。社長交代を機に、新社長の人となりを知ることで親近感を持つとともに、新体制に向けた社内の前向きなムードを盛り上げていきたいと考えた。③挑戦への呼びかけ/新社長の信条である「失敗を恐れず挑戦してほしい」という思いを、新社長の言葉や座右の銘、また、社長自身が失敗したときのエピソードなど、さまざまなアプローチで紙面上で伝えることで、挑戦する・挑戦を応援する風土の醸成に努めた。

 

読者ターゲット
 全従業員。

 

内容
 必ず全従業員の手元に届く紙媒体、さらに通常号とは別に「臨時号」として配布することで特別感を演出。隙間時間で目を通すことができるよう、一問一答やヒストリー等、情報を小分けにして記載するとともに、写真やイラストを使い、手に取りたくなる工夫をこらした。記事内容は、経歴紹介、他己紹介と、多角的に情報を網羅することを心掛けながらも、一貫して前向きな印象となるように読後感を演出。また、新社長の氏名が「森 望(もり のぞむ)」であることから、一問一答では、「従業員に望むことは?」「生まれ変わるなら何になりたいと望む?」「望んだことが叶わなかった! 落ち込んだ時の対処法は?」等、すべての質問に「望」をかけた文言を使用することを徹底した。「望」という漢字が前向きな印象を与えるとともに、新社長の名前を刷り込む効果が見られた。 屋外でリラックスした表情の写真を1面のメインに据え、幼いころの写真や、ご自身のお子さんをおんぶされている姿など、プライベートの写真も交えて紹介することで、社長を身近に感じてもらうよう工夫した。

隙間時間に気軽に読めるよう、一問一答形式を採用(クリックして拡大)
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森社長の歴史を写真を交えながら紹介(クリックして拡大)
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