MENU
ホーム記事一覧スキルを磨く企画社内報 企画のネタ/テーマ「拠点・部署紹介・3」

社内報 企画のネタ/テーマ「拠点・部署紹介・3」

社内報ご担当者が常に抱えている悩み、それは企画のネタ探しではないでしょうか。「自社の従業員に興味を持ってもらう企画とは?」「他社ではどんな企画を立てているのだろう」と考え続けるご担当者も多いことでしょう。

そんな皆さまに社内報企画のヒントにしていただこうと、弊社が開催している「社内報アワード」に寄せられた数多くの企画事例を、ジャンルごとに厳選してご紹介します。貴社の社内報をより一層充実させるために、参考にしてください。今回のテーマは「拠点・部署紹介・3」です。

先端技術で中部電力グループをリードする
先端技術応用研究所
(中部電力株式会社/中部電力3社 社内報『Human Energy COLORS!』)

 

企画
特集(4ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
中部電力では、新しいビジネス・サービスの創出や新技術の調査・研究・開発を目的として、2020年4月に「先端技術応用研究所」を新設した。さまざまな分野の研究開発に取り組む従業員の素顔と研究内容を紹介することで、全社従業員が本研究所に対する理解を深め、業務の連携による新たな価値の創出につなげることを目指した。

 

読者ターゲット
全従業員

 

内容
難しい研究内容を「興味を持って読んでもらう」ための工夫として、各研究員の顔写真とイラストを合体することで、コミカルに表現し、研究内容もイラストで分かりやすく見せた。研究のサブタイトルは、キャッチーで読みたくなるようにした。また、スペースに制約がある社内報誌面では、各研究員の取り組み内容の概要を紹介するに留める一方、各取り組み内容の概要にQRコードを付けてWebグループ報に誘導。取り組みの詳細はそこで伝えた。Webグループ報では、研究員のマニアックな趣味、「研究員あるある」なども掲載し、Web報ならではの付加価値を新たに提供した。こうした工夫が評価され、多くの読者に好評を博した企画となった。
加えて、誌面を見た従業員から、研究所に研究に関する問い合わせが入ったことがきっかけとなり、業務の連携が始まるなど、新しい価値創造にも貢献することができた。

 

お客様相談センター ~舞台裏の素顔~

 

企画
動画社内報/特集/常設・連載/表紙

 

実施目的
「お客様相談センター」は、直接お客様と言葉を交わす、まさに自社グループの「顔」ともいえる組織。それなのに、他のグループ会社の社員にとってはほど遠い存在となっていた。「お客様相談センターの活動を同じグループの活動として自分事に捉えることで、自分の業務への気づきを得て、よりお客様を意識した製品開発、品質向上活動に取り組む意識を醸成する」ことを目的とした。

 

読者ターゲット
特にBtoC製品の商品企画、開発設計、調達、生産、品質保証に携わる社員。

 

内容
電話応対を務めるコミュニケーターの、業務にかける想いや、お客様の声をきっかけに改善につながった事例を紹介。企画の立ち上げ当初は、コールセンター=クレーム対応に苦労、というイメージから、「こんなに大変な思いをしてくれているのだから、私たちもがんばろう」と感じてもらう構成を考えていた。しかし、事前取材でその考えは一変。お客様に厳しい言葉を投げかけられても悲観的にならず成長につなげた、真摯な対応に感謝されることが原動力になっているなど、経験談をポジティブに語る人が多かった。そこで、ポジティブなエピソードを伝えることで、視聴した社員が「これからもお客様のために良い製品をつくっていこう」と感じられるような構成に変更した。動画公開後は、海外のグループ企業従業員からもねらい通りのコメントが寄せられ、手応えを感じた。

     [精密機器]

大和ハウスグループみらい価値共創センター
「コトクリエ」完成!
(大和ハウス工業株式会社/『なごみ』)

 

企画
特集(16ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
創業者生誕100周年記念事業の一環である、他社や地域住民も巻き込んだ新研修センター建設プロジェクトを紹介することで、従業員の誇りや愛社精神の醸成を図った。グループ報では「人」を通じてこのプロジェクト・施設を取り上げ、担当者だからこそ知る興味深い情報と、それを実現させた技術の両面を楽しみながら読めることを企図した。

 

読者ターゲット
現地に赴きづらい全国各地の自社グループ従業員。特に、今後の人財育成の対象となる若手・中堅社員。

 

内容
グループ子会社とともに4年弱をかけて取り組んだプロジェクトである「コトクリエ」。今までにないカリキュラムを想定した研修施設であり、建設に関する技術的な難易度も高いことから、若手社員には「こんなかっこいい建物が作れるんだ!」、中堅社員には「自社は学ぶことへの投資をしてくれる」といったワクワク感を感じてもらえる誌面構成にしている。読者が実際に行ったような気になれるよう、写真は細部まで寄り、見上げ、屈んで撮影。ただし、詰め込み型の誌面を避けることに留意。例えば、総取材人数が30名を超えるコーナーでも、読者に途中離脱されない文字数に収めるなど、読み切ってもらえる工夫をすみずみまで行き渡らせた。

 

 

 

 

 

 

 

Focus! 職場ナビ  ○○部
※○○○部分は固有名詞のため伏せ字にしています。

企画
特集(4ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
他部署から具体的に何をしているのかよく分からない部署と思われている「○○部」。その取り組み、今後の展望、社員の人柄などを分かりやすく伝えることで、他部署からの理解や、部署間のコミュニケーションの活発化の一助とすることをねらった。

 

読者ターゲット
若手社員。そのなかでも営業部門がコアターゲット

 

内容
当該本部の部長にヒアリングし、編集部が深く理解することで、難しい内容をわかりやすく伝えることを心がけた。扉ページでは、部署の役割や他部署との関係性をイラストや図で表現。続く見開きでは主な業務内容を3つに絞り、イラスト挿入やQ&A形式にすることで、やわらかい誌面を意識した。メンバー紹介用の写真は動きのあるポーズをとってもらい、フランクな紹介文とともに掲載し、親近感を生み出した。
企画全体を通して、イラストを駆使して視覚的に印象付ける、部署の取り組み内容は端的にまとめる、親しみやすい人物紹介など、ターゲット層に興味を持ってもらうための工夫が光る。

[情報]

ようこそ わたしの職場へ

 

企画
特集/常設・連載/表紙

 

実施目的
複数の事業があり、さらに全国にフランチャイズ展開している事業形態の自社。他事業・他店について具体的に知ることができる機会にすることをねらって企画。他店の存在を身近に感じることで「この店が頑張っているのだから、自分たちも頑張ろう」と、モチベーションアップに一役買うことを目指した。

 

読者ターゲット
コア・ターゲットはフランチャイズ加盟店オーナー。

 

内容
見開き2ページの連載企画。最初の片ページで店舗の責任者や管理職のインタビューで活動の事例紹介を行い、もう片ページでは、現場で働く社員を採り上げ、職場のムードやパーソナリティが垣間見えるコメントを掲載。楽しげで読みやすい誌面を実現するために、コロナ感染対策を万全にしたうえで、現地での取材・撮影による情報収集を行った。長文を避け、コメントに吹き出しデザインを用いるなどの工夫を凝らす。地域のおすすめスポットも紹介して、訪店したかのような印象を残すようにした。

[サービス]

~○○地域と共に。働きビト~ 「○○○○○○スマイル 」
※○○○部分は固有名詞のため伏せ字にしています。

企画
動画/特集/常設・連載/表紙

 

実施目的
自社グループ従業員の頑張る姿を発信することで、グループの一体感の醸成や士気向上につなげる。グループ間の相互理解・相互協力の一助とする。

 

読者ターゲット
グループ全従業員

 

内容
本企画で採り上げる施設への理解を浸透させるため、設立目的なども含めて丁寧に説明した。取材時は、インタビュー対象者のプライバシー等を尊重しながら丁寧に進行。業務風景だけでなく、職場懇親会の風景や、実際に業務を行う従業員のインタビューなども盛り込んだ。キーワードは、テロップの色や大きさで強調したり、紹介するグループのイメージに合わせたBGMを採用したりすることで、視聴者の印象に残るよう工夫した。

[エネルギー]

YKKグループ流で挑む
商品・技術開発に懸ける私たちの想い
(YKK株式会社/『森林』

 

企画
特集(2ページ)常設・連載/表紙

 

実施目的
自社グループから提供している商品が社会貢献につながっていることを、社員が理解する。社会貢献につながる技術力・商品力を持つ自社グループへの誇りを感じてもらえるようにする。自社グループ流の商品開発をすることがソーシャルグッドにつながるということを可視化する。

 

読者ターゲット
コアターゲットは、普段から商品と関わりのある製造・営業・開発社員。

 

内容
自社グループとしての一体感を出すためにはどうすればよいかを考え、4名の社員の座談会企画を実施。YKK APでは窓メーカーとして窓商品の開発担当者を、YKKでは環境配慮型ファスニング商品の開発担当者を選出。座談会はオンラインで実施したが、誌面では社員の顔写真の配置を工夫したり、「開発にかける想い」を社員が会話形式で語っている点を強調することで、対面での座談会かのように構成した。また、SDGsが注目される中、自社グループの商品には、SDGsに通ずるYKK精神や経営理念の考え方が反映されているということを、社員の言葉と商品紹介で結びつけた。
取材前のヒアリングシートで、YKK精神、経営理念に対する個々の想いについて聞き出し、それらが各社員に根付いていることを座談会の会話で引き出せるよう、準備。デザインにもこだわり、「善の巡環」「一点の曇りなき信用」「失敗しても成功せよ」と自社グループ社員にとってなじみ深いキーワードを散りばめ、原稿と関連付けることを意識した。

 

○○○○社の部署紹介
※○○○部分は固有名詞のため伏せ字にしています。

 

企画
特集(18ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
「ここではできない研究に取り組みたい」と若手社員が離職していくことが問題化。しかし実は自社でできる取り組みもある。それが知られていないのは、「横のつながりが弱い」「他部署のビジネスを知る手段がない」ことが一因と推察。そこで、「こんなビジネスをやっているのか!」「こんなこともできるんだ!」と、自社の可能性を感じてもらう企画を立案した。

 

読者ターゲット
コア・ターゲットは若手社員。サブターゲットは新卒・中途入社社員。

 

内容
各本部の取りまとめをおこなう部署を巻き込み、「DX、AI、ビッグデータなど若手社員が興味を示しそうな新しい研究に取り組んでいる部署」「意外性のある部署」など、社員に知ってもらいたい部署を厳選して紹介。ターゲット世代が興味を示すような見出しや文字量、レイアウトを意識しながら、対象部署の部長と、業務に密接にかかわる一般社員双方の視点を織り交ぜて、多角的な視点で部署を紹介。自社の事業の可能性が理解されるような内容を心がけた。

[IT]


[編集部Pick Up

社内報づくりに役立つ情報満載!
無料メルマガ登録はこちら

 一覧へ戻る
ページ上部へ