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社内報 企画のネタ/テーマ「新しい日常での新型コロナウイルス関連」

社内報ご担当者が常に抱えている悩み、それは企画のネタ探しではないでしょうか。「自社の従業員に興味を持ってもらう企画とは?」「他社ではどんな企画を立てているのだろう」と考え続けるご担当者も多いことでしょう。

そんな皆さまに社内報企画のヒントにしていただこうと、弊社が開催している「社内報アワード」に寄せられた数多くの企画事例を、ジャンルごとに厳選してご紹介します。貴社の社内報をより一層充実させるために、参考にしてください。今回のテーマは「新しい日常での新型コロナウイルス関連」です。新型コロナウイルスと戦うことが日常化した中での企画をピックアップしました。

 

 

新型コロナウイルス●●●の取り組みを振り返る
※○○○部分は固有名詞のため伏せ字にしています

企画
特集(4ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
新型コロナウイルスの感染状況に応じて、会社はさまざまな対応をしてきた。ただ、その理解度は勤務地や職種により差があり、また、今後に不安をいだく社員も多かった。そこで、社員を守るために行ってきた対応をあらためて周知して安心してもらうこと、変化した環境に適応して頑張っている人を知り自身の励みにしてもらうことを目的に企画した。

 

読者ターゲット
新型コロナウイルスに関する会社の対応に不安を感じている従業員。

 

内容
コロナ禍で変化した「事柄」だけでなく、それに関わる「人」を採り上げることで、状況を身近に感じさせ、より深く理解してもらえるように設計。「事柄」については、それまで行ってきた、会社の対応を「働く」「採用」「イベント」の3本柱に分けて、変化により生まれたプラスの要素を絡めながら、対応内容を丁寧に解説した。「人」については、変化の影響を受けた従業員を取材し、刻々と変わる中でも工夫をして前に進もうとするリアルな声を届けた。

[製造]

一人ひとりの新しい日常
(パーソルホールディングス株式会社/『ツナぐ』)

企画
e-ブック社内報/特集(6ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
新型コロナウイルスの影響で、さまざまな変化があった一年。そんな年度の変化を振り返り、大変な状況下でも前向きに日々を過ごしてほしいという願いから立案。特徴は、社員「個人」のニューノーマルに振り切っている点。その理由は、①パーソルグループとして、社員一人ひとりのWell-beingを重要視している ②コロナに関して、会社視点での方針を伝えることは多かったが、社員個人の目線に立った情報を届ける機会が限られていた ③自分の半径の外側で活躍する仲間の存在を知ってほしい(一体感の醸成)という3点。

 

読者ターゲット
全社員。特に「繁忙期で自分自身のことを見つめ直す時間がない」「急激な変化や新たな環境を必ずしもポジティブに捉えられていない」「新年度に何か新しいことを始めたい」といった社員。

 

内容
巻頭は、新しい日常について、1ページ✕8人にインタビュー。一名につき1時間30分かけてオンライン取材を行い、雑談も交えながらさりげないエピソードを引き出すことで、思考や工夫を浮かび上がらせ、等身大の言葉を引き出した。そのエッセンスを短文に凝縮し、イラスト&人柄が伝わるミニコラムを加えて、繁忙期でも読みたくなるデザインに仕上げた。さらに、具体的な思考や行動の変化のヒントを提示するマインドフルネスや、積極的に活動しているインドアのグループ内部活動を紹介し、「やってみたい」と思わせる=新しい日常の扉を開かせる要素も盛り込んだ。

 

特集“withコロナ” ●●グループの挑戦
※○○○部分は固有名詞のため伏せ字にしています

企画
特集(8ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
コロナ禍に起因するさまざまな課題に対し自社グループがどのように立ち向かっているのか? 新しい働き方への取り組みや、ノウハウ・人的ネットワークを活かしたソリューションなどを多面的に紹介し、インターナルコミュニケーションの活性化と、グループ社員の一体感の醸成をめざした。

 

読者ターゲット
社内コミュニケーションの減少により、孤立を感じている社員や帰属意識が低下している社員。今後の働き方の変化を不安に感じている社員。

 

内容
かねてより推進してきた働き方改革は、コロナ禍により急速に変化するという予想外の事態に。そんな状況下で安全・円滑に働く環境づくりを担った2つの部署の対応や連携、新しい働き方を紹介。構成は、まずは先述した2つの部署メンバーによる座談会。ここで働き方の進化を担う部署のトップの想いを伝えることにより、不安解消の糸口にした。次に、コロナ禍でもグローバルに展開する事業部の紹介、健康・安全・安心の実現のためのソリューションを担う部署紹介、と展開。途中に、オンライン会議時の小さなトラブル解決法や、テレワークでの健康管理といったミニ情報を織り交ぜ、読者を飽きさせないように工夫している。

[商社]

社会を支え続けるために
コロナ禍におけるグループ各社の取り組み

企画
特集(8ページ)/常設・連載/表紙/動画

 

実施目的
コロナ禍だからこそグループ会社の「今」にスポットライトを当てることで、目指す方向性を再確認し、一体感の醸成に寄与する企画を掲載したいと考えた。

 

読者ターゲット
グループ会社全社員。特に、一般事業会社や海外事業会社についての情報を得にくい社員。

 

内容
国内外グループ各社のコロナ禍における工夫・取り組みを紹介。冒頭にグループCEOが「危機を機会に変えよう」とメッセージを発信。その後、グループ各社が自社の理念に基づきながら社会を支え続けるために取り組んだ内容を紹介した。伝える内容は身近なことから事業に及ぶことまでさまざま。読者が「今できることは何か」を考え、自身の次の行動の一歩につなげることができる内容とした。

[保険]

コロナで世界がどう変わる!? 新たな「日常生活発想」
(象印マホービン株式会社/『INTER LINK』)

企画
特集(8ページ)/常設・連載

 

実施目的
感染拡大が少し落ち着いた時期に企画を実施。コロナ禍で世界がどう変わったか、どう変わっていくかについて、社長と各本部長が語ることで、今後の会社や部門ごとの方針を社員に理解してもらう。

 

読者ターゲット
グループ会社含むすべての社員。

 

内容
経営トップからの提案で実現した企画。「コロナ禍で世界が、会社が、どのように変わっていくのか」について、会社および部門のトップが、ある種、個人的な見解も含めた意見も交えて話すことで、会社のトップ、部門のトップがこの状況をどう捉えているか、読者が知ることができるような設計にした。柔らかな表情の写真やポジティブな見出しを掲載することで、コロナ危機ではあるものの、会社の経営状況が差し迫った状況ではないということを伝えることで読者に安心感を持っていただくことを心掛けた。
また、2020年4月から社内報が発行された夏までの期間は、日本にコロナウイルスの第一波が到来した時期でした。外出自粛の要請による原則在宅勤務への移行や、逆に生産部門・物流・コールセンターなど原則在宅勤務が難しい部署では出社いただくなど、グループ社員の誰もがこれまでとは違う働き方を余儀なくされました。誌面ではどの役員にも、これまで経験したことない状況下で、企業活動を継続できたことに対し社員へ感謝の言葉を述べていただくことを意識した。

 

 

 

 

製・販・技 コロナ禍で変わった“今”を知る

企画
特集(2ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
会社への帰属意識とモチベーションの向上策の一つとして、製造現場で働く社員を主なターゲットに発行していることを踏まえ、製造・営業・開発のそれぞれの部門での変化を紹介。

 

読者ターゲット
製造現場で働く若手から中堅層の一般社員

 

内容
製造においては「ラインを止めないためのコロナ対策」、営業・開発では「大きく変わった市場の動きに対応するための工夫」を紙面で発信。アイコン調の見出しで「どのような動きに」を提示し、その近くに置いた小見出しで「どう対応しているか」を返すという、わかりやすく伝える工夫が光る。

[建築]

オフィスツアー、ビジネスツアー

企画
特集常設・連載/表紙

 

実施目的
従業員への社内広報認知度向上のため情報発信を増やしていたところでコロナ禍となった。一人でも多くの従業員に業務やニュースに興味を持ってもらえるように、各部の取り組み状況等の情報枠を拡充。従業員同士のコミュニケーション活性化や、お互いの理解度向上、コーポレート・アイデンティティの浸透を目的とした。

 

読者ターゲット
自社で働く人(役員・パート・アルバイト・関係会社含む)

 

内容
オフィスに関する出来事、最新の業務状況などを旅行のツアーのような雰囲気で紹介。写真を多用することで臨場感を出し、“そこにいるかのような”気分を演出した。個人にパソコンが支給されていない部署も含めて社内のすみずみまで情報を行き渡らせるために「メールへGIF画像を添付し配信」という手法を採用。

[エネルギー]

見てほっこり! やって楽しい! おうち時間の過ごし方

企画
特集(4ページ)常設・連載/表紙

 

実施目的
自社グループの仲間たちのさまざまな「おうち時間」を掲載することで、コロナ禍で顔を合わせる時間が減った社員同士の話題のきっかけとなったり、出張制限などで直接関わる機会が減少した他事業所や海外スタッフの存在を身近に感じてもらったりして、グループ全体のつながりをより強固なものにする。

 

読者ターゲット
自社グループの全社員。幅広い層の人に楽しく読んでもらうため、人選は年代・性別・立場に偏りのないよう意識。

 

内容
「おうち時間」をどう有意義に過ごすかが社会的にも関心が高かった時期に実施。社員の個性を紹介しながらも読者自身が新たな興味を見つけるきっかけにしてもらえるように、多くの写真を掲載した。明るい気持ちで読んでほしいという思いがあったため、あえて文中には“コロナ”という言葉は用いなかった。サブタイトルに「見てほっこり!やって楽しい!」とあるとおり、①飼い猫や家族と過ごす時間など「読んでほっこりと癒やされる」 ②家庭菜園やリモート飲み会など「実際にやっても楽しい」 という2つの要素を盛り込むことで、誌面構成にメリハリをつけた。
この企画が実施されたのはコロナ禍からしばらくした頃。新しい生活様式が定着した今は、お家時間の過ごし方にも工夫が見られると思われ、「お家時間の今」といった切り口で改めて実施してみるのもおもしろそう。

[メーカー]


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