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「ANAグループらしさ」を未来につなぐ共通の価値観「あんしん、あったか、あかるく元気!」を起点に(ANAホールディングス株式会社)

ANAホールディングス株式会社 広報・コーポレートブランド推進部
ANAホールディングス株式会社 広報・コーポレートブランド推進部 上山 祐子さん(左)、佐藤 美波さん(右)

2019年10月16日に開催した「社内報アワード2019 表彰&ナレッジ共有イベント」では、上位入賞を果たした優秀企業9社にプレゼンターとなっていただき、「社内報制作の事例発表」を行いました。「社内報ナビ」では、各社の発表内容をご紹介していきます。

第3回は、ANAホールディングス株式会社。「社内報アワード2019」では社内報部門(紙)/連載・常設企画でグランプリに輝きました。「ANAグループらしさ」が光るインターナルコミュニケーション実践の秘訣とは?

インターナルコミュニケーションの軸である「ANAグループらしさ」

 ANAグループは連結子会社80社で構成され、ANA・Air Japan・ANAウイングス、LCCのPeachなど航空運送事業を中核とし、セールス・物流・商社事業など、幅広く関連事業を展開しています。就航都市は、国内52都市、海外44都市。従業員数は、約4万3千人。現場社員が約70%を占め、年齢別構成では20~30代の若手社員が約60%を占めています(2019年3月現在)。

ANAグループ経営理念・行動指針
経営理念「安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で、夢にあふれる未来に貢献します」。2013年の持株会社体制への移行の際に、ビジョンと行動指針をあらためて見直し、現在のものとなった。その中で「行動指針」の前提として「あんしん、あったか、あかるく元気!」を掲げている

 2001年、激変する航空業界の中で経営危機に直面したとき、競争に勝ち抜くためにあらためて「ANAらしさとは?」を見つめ直し、約半年間をかけてグループの若手社員約40人のプロジェクトで、社内で大切にされていることを徹底的に議論。その結果、「いつも変わらぬ心構え」かつ「ANAグループ共通の価値観」として、「あんしん、あったか、あかるく元気!」を、自分たちで見出し言語化しました。

 その後、グループの規模が拡大し、事業も社員も多様化・グローバル化する中で、ますます一体感を持って共通の価値観の下に、仕事に向き合うことが重要と考え、2018~2022年度のANAグループ中期経営戦略にて、「あんしん、あったか、あかるく元気!」を「コーポレートメッセージ」として位置づけました。

 とは言え、位置づけるだけでは、4万人の社員に浸透せず、お客様や社会にも伝わらないため、「ANAグループらしさ」を社員一人ひとりが発揮するための環境づくりを行うほか、モチベーションアップにつながるインターナルコミュニケーションとして、紙・デジタル(Web・SNS)・リアル(各種イベント)それぞれの媒体や方法を駆使して、共通の価値観「あんしん、あったか、あかるく元気!」の理解・共感の拡大に努めています。

クロスメディアで強力プッシュ

[1]グループ報『ANA TIMES』

 経営の思いやグループの方向性、日々の企業活動を伝えるための情報ツールは複数ありますが、プル型ツールがほとんどで、社員が「取りに行く」必要がありました。

 そこで、プッシュ型ツールが必要と考え、全社員に「紙媒体」で届けてみようと、昨年秋にグループ報『ANA TIMES』を創刊。あらゆる媒体の強みを活かし、各媒体を「つなぐ」情報の架け橋として、また行動化への入り口としての役割を担っています。

 『ANA TIMES』は、「(グループが)つながる、(未来に)ひろがる、(ANAグループを)好きになる!」をコンセプトに、社員の大多数を占める現場の若手社員をメインターゲットとして、徹底的に「おもしろい!分かりやすい!」を編集方針としています。

 そのためサイズは、社員の顔や取り組みに関する写真をふんだんに盛り込めるB4のタブロイド判とし、活字に苦手意識を持つ若手社員にも読みやすく構成しています。

『ANA TIMES』誌面

『ANA TIMES』の狙い

  1. 「全社員にアプローチ」
    社内で使用するパソコンや携帯などのツールを持たない現場社員もいるので、情報の入り口として機能するよう、あえて「紙媒体」を使用。
  2. 「伝えるべきことを伝えるべき時期に」
    「安全月間」「CSR月間」など重要テーマに関わる取り組みや推進活動を計画的に発信し、経営戦略上で重要視しているテーマは連載企画として伝える。
  3. 「持ち帰って家族と楽しめる」
    誌面に登場している社員はもちろん、自身の会社について家族にも知ってもらうことは、ANAグループの一員であることへの誇りにつながると同時に、家族にもファンになってもらいロイヤリティ向上も視野に。

[2]動画ニュース『ANA TV』

 動画ニュース『ANA TV』は、旬な話題やANAグループらしい行動を「人」を通じてリアルに伝えることをコンセプトに、短時間で分かりやすく伝えることを方針としています。

 動画の長さは約2分で、扱うテーマは新規路線・商品・サービスなど、リアルに伝えることが適したものが中心。ニュース番組仕立ての親しみやすいストーリーで構成します。イントラネットに日本語・英語で掲載し、一部は社外向けの媒体でも配信しています。

『ANA TV』の狙い

  1. 「短時間で理解できる」
    2分程度で構成し、若手社員にも親和性のあるデジタル世界を活用することで、コンパクトに伝える。
  2. 「登場する“人”の温度感を伝える
    行動指針の1つである「努力と挑戦」を体現する人へのフォーカスを意識。取り組みの様子やインタビューなどを通じて、現場やその人のリアルをストレートに伝える
  3. 「ストーリーを感じることができる」
    動画の特性である見る・聴くという五感を通じた双方の相乗効果で、より理解と共感を深めることにもつながる。

『ANA TV』の画面

グループ・グローバル・社会を感じるテーマに

ANA TIMES』『ANA TV』を開始後、さまざまな反応が届いています。

『ANA TIMES』『ANA TV」への反応

  1. 「読む、見るから活用へ」
    『ANA TIMES』4月号で掲載した「グループ経営戦略」特集は、新入社員や各社・各部署での経営戦略説明会に活用され、『ANA TV』の年度決算動画は、社内決算説明会の冒頭で流されるなど、専門部署による説明資料としても活用されるようになりました。
  2. 「掲載してほしい」
    創刊当初は掲載ネタが集まらず苦労していましたが、現在ではグループ各社から取材依頼や情報提供が多くなりました。
  3. 「経営層のメッセージ媒体としての役割・機会の増加」
    経営層が自身の声で、思っていること・感じていることを伝えるために、動画配信を行う機会が増えました。
  4. その他
    入社式で配布した『ANA TIMES』特別号の「お仕事図鑑」では、グループ全社を紹介。新入社員より、「こんなにグループ社があることを知らなかった」「世界でANAグループの認知度を上げていきたい」など意気込みの声が。また、誌面に登場した社員から、「やる気が出た」「家族に自慢したい」など、モチベーションにつながったとの声も寄せられています。

 今後は、中核事業や、国内中心のテーマだけでなく、意識的にバランスよくテーマを設定する必要があると思っています。常に全社員が、「グループの一員」「主役」としての意識を持てるよう、注力していきたいです。

 『ANA TIMES』創刊1周年を迎えたことを機に、現況調査アンケートを行い、読者の声に耳を傾けています。並行して、『ANA TV』では閲覧数分析などを実施。こうして紙とデジタルの両面において現状把握を行うことで、具体的な今後の方針を定めていきたいと考えています。

 私たち広報・コーポレートブランド推進部は、インターナルコミュニケーションを通じてANAグループらしさ=「あんしん、あったか、あかるく元気!」を、ANAグループ全社員にとっての「ブレない軸」としていくことを目指しています。

 そのためには、私たち自身が、誰よりも「あんしん、あったか、あかるく元気!」を体現すること。その思いを胸に、これからも日々「伝わる」媒体づくりに注力してまいります。

『ANA TIMES』表紙

  • 『ANA TV』(動画社内報)概要
    創刊:2017年
    発行頻度:年間約30本配信

  • 『ANA TIMES』(紙媒体グループ報)概要
    創刊:2018年
    仕様:月刊、通常8P/拡大号12P
    発行部数:約37,000部
  • 会社情報
    URL: https://www.ana.co.jp/group/

※ゴールド賞事例紹介、coming soon!(敬称略) 株式会社スタッフサービス・ホールディングス

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