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「漢方のプロ」厳選の健康情報を社内報向けに無償で提供(クラシエ製薬株式会社)

2019年10月16日に開催した「社内報アワード2019 表彰&ナレッジ共有イベント」では、社内報制作に役立つセミナーも行いました。その中から今回は、漢方薬を中心とした医薬品メーカー・クラシエ製薬株式会社のセミナーの模様をご紹介します。

「健康投資」という言葉が定着した今、同社では、「漢方」「健康」に関する知見を社会のために役立てようと、2018年1月より社内報向け健康情報サービス「オフィス漢方セラピー」を始めています。すでに90社以上に活用されている「社内報に特化した」サービスとはどのようなものなのか。その詳細を、クラシエ製薬の草柳徹哉さんと、オフィス漢方セラピー事務局の増田優子さんがご紹介くださいました。

「気」「血」「水」の巡りを良くする漢方薬

 当社は、2007年にカネボウから社名変更した「クラシエ」のグループ会社で、カネボウの薬品部門を受け継ぐ形で誕生しました。扱う医薬品は大きく一般用医薬品と医療用医薬品に分かれますが、どちらも中心となるのは漢方薬です。

 漢方薬とは、植物や動物など自然界に存在する素材の薬効となる部分(生薬)を、複数組み合わせてつくる薬のこと。漢方はおよそ2000年前に中国で生まれましたが、その後日本で独自の進化を遂げました。漢方は、症状に対して直接働きかける、つまり対症療法の西洋医学とは考え方が根本的に異なり、人の体を「気」「血」「水」の3つで捉え、お互いが影響し合っていると考えます。

 そして健康はこの3つがバランス良く巡ることで保たれ、反対にバランスが崩れることで病気になるとしています。その巡りを整え、体本来の治す力を手助けするものが、漢方薬なのです。

自然素材(生薬)の組み合わせでできている漢方薬。その歴史は古く、約2000年前に中国で生まれました
自然素材(生薬)の組み合わせでできている漢方薬。その歴史は古く、約2000年前に中国で生まれました

 代表的なものでは風邪薬の「葛根湯」などがありますが、これに使われる葛根をはじめ、漢方薬の約70%に使用される甘草、芍薬や桂枝といった原料は、そのほとんどが中国産で、当社の工場も中国・青島にもあり、さまざまな漢方薬を製造しています。

社内報向け「オフィス漢方セラピー」を開設

 私たちは長年、この漢方薬の研究・製造を通じて、漢方に関する知識や経験を培ってまいりました。その知見を、医薬品とは別の形で社会に還元できないだろうか。そうした思いから始めたのが、社内報ご担当者に向けた健康情報サービス「オフィス漢方セラピー」です。

企業の経営戦略上、「健康経営」が重視されていることなどから、オフィス漢方セラピーを開設
企業の経営戦略上、「健康経営」が重視されていることなどから、オフィス漢方セラピーを開設

 企業の社内報ご担当者を対象としたのには、主に2つの理由があります。
一つは、企業の経営戦略上において、近年「健康経営」がより重要視されてきていること。生産性向上という目的のもと、働き方改革と連動して、従業員の健康に留意する企業は確実に増加しています。

 もう一つは、行政が企業を評価する目。従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業を「健康経営銘柄」として選定し、株式市場に反映させる取り組みが始められており、今後もその動きはさらに加速していくと思われます。

 こうした世の中の流れを汲んで始めたサービスとして、情報をご提供するために有効な場を検討し、思い至ったのが社内報です。企業様と従業員の皆さまの双方にとって大事な情報源となっている社内報は、非常に魅力的なツールであると判断しました。

費用も手間もかからず、使い方も自由

 「オフィス漢方セラピー」のご提供する健康情報とは、当社で作成したコラムです。
2019年度は、コンテンツ数は年間40を展開。春夏秋冬とシーズンに合わせて各10コンテンツをご用意しています。

 うち7つをシーズンに先立って一括で、残り3つはシーズン中にお送りするという形で実施しています。通年でも1シーズンのみでも、自由にご利用いただけます。

2019年度の年間コンテンツ数は40。様々なテーマのコンテンツがあり、非常に汎用性の高い仕様になっています
2019年度の年間コンテンツ数は40。さまざまなテーマのコンテンツがあり、非常に汎用性の高い仕様になっています

 コラムの内容は、漢方から一般健康情報まで多岐にわたります。例えば、春なら鼻炎、夏なら夏バテ、冬は風邪やインフルエンザなど、季節を意識した誰もが対象となるテーマのほか、女性向け・中高年向けといった、対象を絞ったテーマもご用意していますので、自社の人員構成の特性に合わせ、使いたいときに必要なテーマを選んでご利用いただけます。

 ご提供は、完全データ入稿で、印刷社内報・Web社内報のいずれにも対応しています。基本形式は以下のとおり。

データご提供の基本形式

  • 印刷版:A4判・A5判(縦型・横型)/PDF・JPEG
  • Web版:JPEG、PNG、PDF、HTMLデータ
  • 配信版:外部リンクURL(PDF・JPEG)

 上記以外のサイズや入稿形式をご希望の場合は、事前の打ち合わせにてご相談を受け付けております。

 なお、料金に関しては、漢方の啓発を目的としているため、無償です。手間も費用も、企業様のご負担は一切発生しませんので、お気軽にご利用いただければと思います。

費用を含め、なるべく負担なくご利用いただけるような体制を整えています
費用を含め、なるべく負担なくご利用いただけるような体制を整えています

 20181月にスタートした本サービスは、すでに90社以上の企業様にご利用いただいております。健康情報は、従業員の方々の健康意識向上のためには欠かせないコンテンツ。社内報でも取り上げる機会の多いテーマだと思います。私たち製薬会社の知見を、ぜひ皆さまの社内報制作にお役立てください。

10月16日のイベントで発表を担当したクラシエ製薬の草柳徹哉さん(左)と、オフィス漢方セラピー事務局の増田優子さん(右)
10月16日のイベントで発表を担当したクラシエ製薬の草柳徹哉さん(左)と、オフィス漢方セラピー事務局の増田優子さん(右)

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