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自由度を持ちながら、確実にメッセージを届けたい(株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ)

テイクアンドギヴ・ニーズの社内報制作担当のみなさん
『T&G TIMES+』制作担当の皆さん。左から梅溪 寿美子さん、波多野 智史さん、園木 愛弓さん、長谷部 潤史郎さん

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ(略称:T&G)は、1998年の創業時より「一軒家完全貸切」スタイルのオリジナル・ウェディングを提案し、ハウスウェディング事業を全国展開してきました。挙式施行数は年間20,000組を超え、顧客満足度98%という業界トップレベルのサービスを提供している同社は、2027年に「国内ウェディング」「海外・リゾートウェディング」「ホテル」の3事業でグループ売上高1,000億円を目指す経営方針『EVOL 2027』を打出しています。こうした業績の拡大によって、ともすれば薄れがちになる社員間のコミュニケーションや情報共有を再度見つめ直そうと2016年に発刊されたのが、社内報『T&G TIMES+』(昨年の「社内報アワード」でシルバー賞を受賞)です。組織横断プロジェクトとしてさまざまな職種の社員が編集に携わっています。

「受け取る人の喜び」を想像したら、このカタチになった

 『T&G TIMES+』は目を引くスタイリッシュなタブロイド判。これには編集サイドの強い思い入れがあります。

 「良いことばかりではないんです。『Web版にしてほしい』『持って帰るのが大変』などの声も当初はありましたが、写真が大きく載っていた方が対象者は嬉しいと思うのです。『持って帰るのが大変』ということよりも、掲載されたことを仲間同士で称え合うことがT&Gらしい。思わず仲間や家族にも見せてしまう特別感は、このカタチだからこそ実現できていると思っています」

 と、編集長を務める長谷部 潤史郎さんは言います。そして次のように続けます。

 「サービス業として、私たちは常日頃から、目の前のお客様に喜んでいただくことを目指しています。そのためには楽しいコンテンツやうれしい内容を中心にして、社内報へのエンゲージメントを高めていく必要があると思うんです。そのうえで、楽しいコンテンツだけでなく、コーポレートメッセージをしっかりと共有できるツールとなるよう努力しています」

編集長の長谷部さん
「楽しいコンテンツを載せるだけではなく、『T&G TIMES+』を、コーポレートメッセージが共有できるツールにしたいと思います」(長谷部さん)

社内報制作はニュートラルかつ自由闊達な組織横断プロジェクト 

 『T&G TIMES+』のユニークさは形態だけではなく、制作スタイルにもあります。さまざまな職種の社員が十数名で制作に携わっており、それぞれが情報やアイデアを持ってミーティングに参加するというスタイルを取っています。

 発刊当時は店舗の支配人として働いていたという波多野 智史さんは

 「制作チームとして一つにまとまるのではなく、各々が自由にアイデアを出し合って練っていくという過程が独特。しかもメンバーは実にバラエティーに富んでいて、私のような現場経験者だけではなく、人事や内部監査部門の社員も加わっています。組織横断はニュートラルでフレキシブルなムードを形成するのにも役立っています」と言います。

制作担当の波多野さん
「様々な部門の社員が制作メンバーに入り、自由にアイデアを出し合うことが、誌面制作にいい刺激となっています」(波多野さん)

 そして「作る側も楽しんでやることがモットー」と語るのは、広報でコミュニケーションマネージャーを務める梅溪(うめたに) 寿美子さん。
 

 「締め切り間際は必死ですが、急務が入った際に社内報制作が負荷になりすぎないようにしています。社内報制作メンバーは専任ではなく、本業があるからです。だから、本当に無理なときには、締め切りを延ばすことも視野に入れます。そういうある種の緩さがあるからこそ、自由に発想することができているのかなと思います」

制作担当の梅溪さん
「締め切りなどは、本業の状況を見ながら調整しています。こういった土台があるからこそ、自由な発想ができるのだと思っています」(梅溪さん)

「社員のためのもの」であることを第一に考え、メッセージを発信

『T&G TIMES+』は、「称える」「頑張り」「未来」「楽しむ」の4つのキーメッセージを念頭において編集が進められます。
 約2年前から社内報制作に加わる園木 愛弓さんは、取材対象との距離感、表現の仕方に毎回難しさを感じているそう。

「社内報制作に関わるのは私にとって大きな挑戦です。社員が考え、社員が作る、社員のための社内報であることが『T&G TIMES+』の方針で、一人ひとりをクローズアップして紹介する企画も多いのですが、その人の魅力をどう伝えるかということに悩みます。こちらが入れこみ過ぎても読み手には伝わらないと思うし、かと言って客観的に淡々と紹介すれば、つまらない記事になってしまう。そのさじ加減に毎回苦労します」

制作担当の園木さん
「紹介する人の魅力をどう伝えていくかにいつも悩んでいます。相手にも喜んでもらい、自分も楽しめるよう、スキルアップしていきたいです」(園木さん)

 それでも完成したときに相手に喜んでもらえることが大きな励みになっていると、笑顔を輝かせました。

 「まだまだ未熟ですが、次はもっとスキルアップして臨みたい! と勇気をもらいます。社内報があることで、コミュニケーションの密度が増したり、物理的な距離を超えられることもあったりすると思っているので、相手を喜ばせ、自分も楽しむことを忘れずに、挑戦を続けたいです」

ゼロからスタートして、アイデアをカタチにしていく面白さ 

 2018年には、ボリュームを増やして創業20周年記念号を作成。その記念号の中で、インフォグラフィックスを使ってさまざまな数字のデータを紹介するページを担当したのが、波多野さんです。

20周年特別号の表紙
通常よりボリュームを増やし、様々な企画を盛り込むことで、20周年という節目にふさわしい社内報となりました

「当社の数字データを分かりやすく説明するにはどういう方法があるだろう? というところから企画をスタートさせ、編集長の長谷部とディスカッションしながら、ピックアップすべきデータを絞り込んでいきました。

「データでみるT&G」誌面
波多野さんが担当した「データでみるT&G」。20年という会社の歴史を様々な数字で振り返りました

 情報を図形化するインフォグラフィックスという手法があるのを知ったのもこのときです。まさしく素人が手探り状態で始めたのですが、その社内報のインフォグラフィックスが、新卒採用の資料にも取り入れられてうれしかったですね」

 梅溪さんも、アイデアをカタチにしていく上で、一人ひとりのウエートが大きいと話します。

「一人の担当者がページを任されて最後まで仕上げるというのが基本的なスタイルです。最初に皆でアイデアを持ち寄って企画が固まったら、担当を振り分けます。

 そこからは各人がカメラマンなど必要なスタッフを引き連れて全国各地で取材をし、記事をまとめ、最終的に長谷部が全てに目を通して仕上げるんです。なかなかレギュレーションができづらいという課題もあるのですが、個人の裁量に任せることで生き生きとした誌面づくりにつながるというメリットもありますね」

ファーストウェディングプランナー対談誌面
20周年記念号では、全国からファーストウェディングプランナーが集まって、編集長と対談。記念号ならではの企画で、大きな反響がありました

社員を巻き込みながら、さらに愛される社内報を作る

 企画ミーティングをする中で多くのアイデアが検討されますが、実現していないものもたくさんあると長谷部さんは言います。

「時間的、物理的制約は常につきまとう問題です。でも制作メンバー一人ひとりが『T&G TIMES+』で伝えたいメッセージを効果的に伝えるためにはどうしたらいいかに心を砕いているので、回を重ねるごとに洗練されてきているとは自負しています。

 今後は、さらに多くの社員を巻き込む企画を作りたいな、と画策中です。これまで、募集型の企画として川柳を投稿してもらったり、創業20年目に入社した新卒社員による20周年記念ノベルティづくりを特集したりしました。

 今後は、料飲統括部長と新人キッチンスタッフたちの座談会とか、メッセージ性があり、読んでいる人も登場する社員たちも楽しい企画を増やしていきたいです」

 「横のつながりも強めたいですね。同期入社の人を全国から集めて誌上同期会とか、同じ趣味の人集合!っていう企画も面白いかもしれない」と、梅溪さんもアイデアが尽きません。

 園木さんは「私自身が社内報のファン」だと言います。「普段の業務では接点のない人たちと出会えるのが社内報制作メンバーの特権だと思っているので、この特権を最大限に活かしつつ、社内報ファンをもっともっと増やしていきたいですね」

取材に答える制作担当のみなさん
社内報をきっかけに社内の風通しがもっと良くなるよう努めてまいります!

 各制作メンバーが熱意と責任感を持って取り組んでいるからこそ、ゆるやかな連携が奏功している『T&G TIMES+』。これからもオリジナリティあふれる誌面づくりが期待されます。

表紙

  • 社内報『T&G TIMES+』
    創刊:2016年
    発行部数:2,500部
    仕様:タブロイド版、4色、32ページ
    発行頻度:季刊

  • 会社情報
    URL: www.tgn.co.jp

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