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「社内報アワード2018」最終審査会レポート

「社内報アワード2018」最終審査会レポート

事務局島田ウィズワークス「社内報アワード」事務局の島田眞一郎です。

大型の台風が襲来した7月最終土曜日、ウィズワークス本社では「社内報アワード2018」の最終審査会が行われました。

「社内報アワード」は、専門家の審査に基づき優秀な社内報企画を表彰する全国規模の企画コンクールです。17回目となる今年は、191社より520企画が寄せられました。

5月から2カ月以上かけて、審査員28名が「統一の審査基準に基づき、1企画を3名で審査する」スタイルで全企画に目を通してきましたが、入賞作品は例年、「最終審査会」で審査結果を審査員全員であらためて吟味し厳正に決定しています。ここでどのような議論が繰り広げられたのか、少しだけご報告しましょう。

[社内報部門]特集・単発企画(8頁以上)

本部門は、1位と2位の点数差がわずか0.3ポイント。順位を巡って激論が交わされました。

  • どちらもびっくりするほどよくできている
  • 写真も文章も秀逸で、編集に迫力がある
  • 記事としてはまとまっているが、事業の背景まで掘り下げて書いていないのがもったいない
  • 専門用語が多く、素人が読むにはどうだろうか?
  • よく練られているうえ、社内報らしく人がたくさん出ていて好印象

社内報アワード審査員

 熟考の末、点数変更は見送り。しかし、「甲乙付けがたい好勝負」というのが審査員の総意でした。

[社内報部門]特集・単発企画(7頁以下)

 本部門のゴールド賞は2社。昨年13企画が受賞したことを考えると、少ない印象です。ゴールド賞受賞基準にわずかに満たなかった企画については、次のような声が挙がりました。

  • インパクトのある企画。ノンフィクションドラマを見ているような面白さがあった
  • この企業がこのテーマを取り上げたのは意義あること。高く評価したい
  • あと一歩足りない。別の立場からの声をもっと盛り込むことができたのでは?

社内報アワード審査員

[社内報部門]連載・常設企画

 本部門は、採点段階で「ゴールド賞該当作なし」の見込み。ボーダーラインの複数企画について、審査員が議論を重ねました。

社内報アワード審査員

  • 働き方改革を扱った上位2企画はテーマもタイムリーで、ゴールド賞に引けを取らないのでは?
  • 読者層を見据えた好企画だが、最終ページのまとめ方に課題を感じる
  • ページ数が少ない中、読者目線で実践的な情報を発信していてハイレベル
  • 採点は、審査員として全企画を俯瞰したうえで出した結論。変更は容易ではない
  • 上位に人物紹介の企画があるが、非常にかっこいい誌面づくりができている
  • 人選の基準があいまい。連載として回を重ねていくとクオリティー低下のおそれも
  • 注目したのは、経営方針に則ってきれいごとではない形でじっくりと掘り下げている企画。経営の推進力になっていると感じて、自分は高得点を付けた
  • デザインに課題がある。登場者が熱く語っているのに、じっくり読ませる作りになっていない。基本的なルールを逸脱しているところがある。レイアウトも、もっと引き算でいい
  • ボリューム配分が適切かどうか。読み手目線からすると苦しいのでは

社内報アワード審査員

 まさに侃々諤々(かんかんがくがく)の議論が飛び交う中、審査員からは「各社が複数企画を応募している中で、なぜこの企画がゴールドに選ばれたのかが明確でなければ、応募者のプラスにならないのでは?」「ゴールド賞受賞作は今後の社内報づくりのお手本となるべきもの。その観点から、該当作なしもやむなしでは?」という声も。

 悩みに悩んだ末の結論は「該当作なし」となりました。けれども「『ものすごく、ものすごく惜しい!』という企画ばかりだった」という声には、全員が強くうなずいていました。

[社内報部門]表紙

 本部門も、採点段階で「ゴールド賞該当作なし」。審査員からは厳しい指摘もありました。

  • 表紙と連載企画を連動させている作品が多かったが、切り口が似通ってしまったのが残念
  • 応募用紙に『社員の生き生きした表情を切り取った』と書いてあるのに写真はスタジオ撮影だったりすることも。社内報担当者の思いは、モノ作りにきちんと反映されているだろうか?
  • 表紙は全体の『顔つき』。誌面全体の設計から、表紙の在り方も見直せるはず。さらなるチャレンジを期待したい

社内報アワード審査員

[Web社内報部門]

 本部門の審査結果については、全員が異議なし。ゴールド企画受賞作には賞賛の声が寄せられました。

  • 自社が果たすべき使命を、社内報の中でもしっかりと表現できていて素晴らしい
  • いろいろな試みがあり、新しい社内報の形を兆しとして感じることができた
  • 昨年の講評を受けて、同じ企画をブラッシュアップして応募してきた企業が印象深かった

社内報アワード審査員

[特別部門]

 さまざまなジャンルの作品が寄せられる本部門。審査には難しさもありましたが、審査結果は全員が支持。

  • 受賞作にあった手帳というスタイルの応募は、今までなかった。新しい方向性で、社内報の可能性を広げた
  • 今回の審査で一番印象に残った作品。お金も手間ひまもかかっているのが一目瞭然だが、従業員規模の小さい企業で、よくぞここまで!
  • 周年誌の受賞作は、素晴らしい完成度。企画力、労力……担当者の並々ならぬ力量を感じた
  • 周年誌は、今を生きる人たち、未来を担う人たちにとって、どういう効用が生まれてくるかも考える必要がある

社内報アワード審査員

 100ページ超の応募作品も少なくありませんでしたが、審査員からは「面白かった」「発見があった」との声が相次ぎました。

「社内報アワード2018」の審査を振り返って

 応募作品を俯瞰すると、今年は「動画」をはじめ多様な社内広報メディアの応募が目立ちました。企画面では、働き方改革や健康経営など、社会のトレンドをテーマに取り上げたものが多く見られました。「全体的なレベルは上がっている」というのが、審査員の一致した意見。一方で、今後への期待を込めた厳しい指摘も数多く寄せられました。

  • 企画の掘り下げ不足を感じることが多かった。編集者が手間ひまをかけて準備し、ぎりぎりまで頭を使ってアイデアを練って初めて、読者に響く企画が生まれる。
  • 企画がしっかりしている作品は、応募シートもきちんと書けており、高評価につながっている。
  • 「いかに経営をサポートするか」「社員にとってどれだけ役立つか」をさらに意識した社内報作りを期待。できることなら担当者の横に座って、一緒に知恵を絞りたい(笑)。
  • 予算など各社で制約もある中、どこまでクオリティーを高められるかは社内報担当者の腕の見せどころ。
  • 社内報は担当者の力量や努力が誌面に反映されると再認識。担当者が替わると、同じ企業でもガラリと変わる。
  • 社内報担当者にはぜひとも編集の基礎を勉強してほしい。
  • 企業の形態や規模により、いろいろな形があっていい。

 多岐にわたる業界での異なる知見を備えた審査員28名は、社内報に対する見方も多彩です。「点数にばらつきが生じるのは当然」で、だからこそ3人チームで採点する意義があるともいえますが、ゴールド受賞企画にはさほどばらつきが見られなかったことも印象的でした。

最終審査会での議論の様子

  • 応募用紙から担当者の思いや熱量を感じ取りつつ審査に臨んだ。
  • 一生懸命取り組んでいる社内報担当者と出会えるのが、審査の一番の醍醐味。
  • 既視感のある企画ではなく、「なんだ、これは!」とうならせるNew Comerの登場を今後も期待したい。

 「社内報アワード2018」にご応募いただいたすべての皆様に、あらためてお礼を申し上げます。

 審査講評は、皆様のもとへ9月初旬にお届けいたします。審査員から皆様への「エール」を、どうぞ楽しみにお待ちください。

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