
社内報の可能性は、時代や組織の変化とともに広がり続けています。
そこに込められた工夫や挑戦が集う「社内報アワード」では、今年もさまざまな視点から生まれた意欲的な企画が数多く寄せられました。
その中から、ひときわ高い評価を集め、社内報アワード2026のグランプリに輝いたのが今回ご紹介する企画です。全2回にわけてお届けします。
なぜ、この企画が生まれたのか。どのような発想や工夫が、その成果につながったのか。
受賞企業のご担当者様からのコメントとともに、グランプリ企画の魅力に迫ります。
日々の社内報づくりに活かせるヒントや、新たな発想のきっかけを、ぜひ見つけてみてください。
実際の誌面データをご共有いただいております。転載などの二次利用はご遠慮ください。
また、一部機密情報、個人情報についてはモザイク加工等させていただいております。ご了承ください。
紙社内報部門/連載・常設企画
企業名:大日本塗料株式会社
媒体名:『DO‐SHIN』
企画名:部署図鑑
<ご担当者様からのコメント>
このたびは、グランプリという栄誉ある賞をいただき、大変うれしく思っております。
本企画は、普段なかなか接点のない部署や拠点の社員同士が、お互いの仕事や人柄を知り、つながるきっかけをつくることを目的に立ち上げました。単に部署や仕事内容を紹介するのではなく、広報担当者が実際に職場へ足を運び、仕事への思いやプライベートな一面まで取材することで、「この部署にはこんな人がいるんだ」と興味や親しみを持ってもらえる企画を目指しています。
企画の開始後は、「社内報が届いたら、まずこのページを見ています」「毎回楽しみにしています。次は私たちの部署にも取材に来てほしい」といった、うれしい声を数多くいただいています。また、掲載をきっかけに、それまで接点のなかった社員同士で会話が生まれたという声も聞くようになりました。
デザイン面では、塗料会社らしさを表現するため、取材対象となる各部署にイメージカラーを決めてもらい、誌面の背景色として採用しています。また、仕事中の様子だけでなく、プライベートの写真や、仕事に対する本人の言葉、同じ部署で働く社員から見た印象なども掲載し、仕事だけでは分からない人柄や魅力が伝わる誌面づくりを心掛けています。
普段の業務では顔を合わせる機会のない社員に興味を持つきっかけとなるほか、入社前の新入社員にも配布され、社内の雰囲気や働く人を知ってもらうための大切なツールとして活用されています。
今回の受賞を励みに、これからも社員同士の新たなつながりや会話を生み出し、「伝える」だけで終わらず、人と人との距離を縮めるきっかけとなるような企画を届けてまいります。
紙社内報部門/1冊子 20ページ以上
企業名:株式会社ファンケル
媒体名:『はぁもにぃ』
337号(2026年3月号)
<ご担当者様からのコメント>
昨年、当社は10年先を見据えた長期経営構想を策定。本号は、新しいビジョンの実現に向けた取り組みが社内で動き始めたタイミングでの発行となります。会社が目指す方向性を全従業員が具体的に理解し、自分ごととして捉えられるよう、新戦略に基づく重要施策の2大特集としました。連載コンテンツでは、幅広い職種・部門の従業員を、仕事観からオフの一面まで多様な切り口で紹介し、新しい動きの中でポジティブに進んでいることを感じられる内容としています。
この度は栄えあるグランプリを賜り、大変光栄に思いますと同時に、身の引き締まる思いです。会社を取り巻く環境が変わり続ける中で、従業員が抱える不安や課題感にしっかり目を向けながら、一人ひとりの自社への信頼と愛着を育む「はぁもにぃ」として、ますます進化させていきたいです。
Webアプリ社内報部門/企画単体
企業名:マツダ株式会社
媒体名:『GARAGE@MAZDA』
企画名:お客様の思い出ノート
<ご担当者様からのコメント>
日々の業務の中で、社員一人ひとりがお客様の声や想いに直接触れる機会は、決して多くありません。
「お客様の思い出ノート」は、お客様にマツダ車との出会いや思い出、そしてマツダへの想いをお話しいただくことで、私たちの仕事の先にはいつもお客様がいることを改めて実感し、自らの仕事に誇りを持ち、前向きに取り組んでもらいたいという想いから生まれた企画です。
この度、このような素晴らしい賞をいただけたことを、大変嬉しく思います。これからも、お客様から寄せられる一つひとつの声や想いを大切にしながら、私たちの仕事とお客様とのつながりを感じられる記事を届けていきたいと思います。
いかがでしたか。ぜひ、これからの社内報づくりや日々の発信のヒントとして、参考にしてみてください。
ただし、社内報には「これが正解」という明確なものがありません。
企業の理念や社風、そこで働く人、そして目指す未来が違えば、届けるべき言葉も、かたちも変わります。
大切なのは、「自社だからこそできる、自分たちらしい伝え方」を探し続け、追求していくこと。
そこにこそ、社内報の魅力と面白さがあるのではないでしょうか。
言葉を届ける。想いをつなぐ。人を動かす。
その積み重ねが、社員と会社をつなぎ、組織を変え、未来を動かしていく。
社内報には、まだまだ大きな可能性があります。
その可能性を信じて、インターナルコミュニケーションの力で、一緒に組織の未来を切り拓いていきましょう。
次回は、Web/アプリ社内報部門、動画社内報部門、特別部門のグランプリ受賞企画をご紹介します。
そちらもお楽しみに!
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