
紙社内報を発行している企業では、そろそろ年明け発行の新春号の準備が始まる時期ですね。
Web社内報の場合も、新年のスタートに合わせて特集を組んだりするケースは多いのではないでしょうか。
次号の背中が見え始めてから編集会議で七転八倒しつつ準備することになり、慌ただしいまま発行まで走り抜ける……今回はそんな自転車操業から抜け出す大きな一歩「年間企画」についてお届けします!
年間企画とは?
年間企画とは「今年はこの時期にこんなテーマで情報発信を行っていこう!」と事前に1年分のテーマを決めておくことです。
行き当たりばったりで発行していては、社内報を通して会社全体の動きを読み解くことはできません。
年間企画とは、ただの社内報の発行計画ではなくいわば会社全体を見通すためのものなのです。
年間企画のメリット
年間企画を立てておくことで、次のようなメリットがあります。
社内報の目的や編集方針に沿った運用ができる
年間を見通すことで、社内報の目的や編集方針に基づいた企画を考えられるので、一貫性のある情報発信ができます。
経営方針や会社の重要イベントと連動しやすい
自社の経営方針と結びつけた企画を立てたり、入社式や周年記念行事など会社の重要なイベントと連動した企画を立てやすくなったりします。
制作を効率化し、質を高められる
社内報の制作には、取材の調整や記事の作成など、さまざまな工程があるので「段取り力」がカギを握ります。年間企画で先を見据えながら準備を進めることで、作業の効率化を図れます。作業が効率化できれば、制作の質も高まりますね。
社内報の要(かなめ)となるのは企画。
編集会議や発行の都度どうしようかと考えていたのでは、どうしても企画を「点」で捉えがちになります。それに対し「通年」という視野に立つと、企画を「線」や「面」で捉えられます。
年間企画を立てることで、そのときそのときの情報に流されることなく会社や社員を今後どう導いていきたいのか、大局観に沿った情報発信が可能になります。
年間企画の3軸
ではいざ年間企画を立てるぞ! となったとしてもまずは何から手を付けていいのか分かりませんよね。
そんなときは以下の3点を軸にテーマを設定してみてください。

ぶれない
経営理念や発行目的、編集方針に即したテーマ設定ができていますか?
せっかく準備した企画も「あれ? 中期経営計画と真逆のテーマだ……」と社員を混乱させてしまっては非常にもったいないです。
タイムリー
読者の手元に届くタイミングを意識して、季節感や会社の動きに応じたテーマを選定しましょう。
年頭所感や新入社員紹介、決算発表など毎年あらかじめ予測できるものから、周年や社長交代、新規事業などタイミングを測って全社に向けて発表していくものまでもれなく網羅していきましょう。
バランス
取り上げるテーマや事業、拠点に偏りなくセレクトできていますか?
社内報は社員が必要な情報をキャッチアップするための大事な場所です。
ひとつの企画を社内報というツールを使ったインターナルコミュニケーション(IC)施策の「打ち手のひとつ」と捉え、「より大きな流れをつくろう」「1号内ではなく年間発行回数全体の中で、テーマのバランスを取ろう」といった考え方ができるようになります。
例えば、「春号ではこのテーマで気づきを得てもらい、それを踏まえて夏号にこのテーマを当てて、さらに視野を広げ理解を深めてもらおう」というような、社内報の戦略的な活用が考えられます。
また、期初にしっかり年間の戦略を立てることで、各々のテーマについて考える時間をたっぷり確保できます。
仮に、年度途中で想定外に重要なテーマが持ち上がって、年間企画どおりにならなかったとしても、そのときはそのとき。
会社は常に動いていますから、計画にとらわれ過ぎて融通が利かなくなるのも本末転倒です。
状況の変化に柔軟に対応する勇気と心づもりは持ちつつ、それでもやはり、通年の視野に立ち社内報が自社のコミュニケーションで果たすべき役割を考えて、年間企画という「土台」をつくっておく(=テーマの選定をあらかじめ進めておく)ことをおススメします。
まとめ
企画は骨が折れますが、社内報づくりのまさに「肝」そのもの。
皆さんもぜひ、腰を据えてじっくりと、中長期的視野に立って年間企画にじっくり取り組むことから始めて、1年間を走りきってみてください。
実際に年間計画を立てていくぞ! というときのお役立ち資料も公開中!
この機会にどうぞご活用ください!
[編集部Pick UP!]








