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社内報 企画のネタ/テーマ「拠点・部署紹介/4」

社内報ご担当者が常に抱えている悩み、それは企画のネタ探しではないでしょうか。「自社の従業員に興味を持ってもらえる企画とは?」「他社ではどんな企画を立てているのだろう」と考え続けるご担当者も多いことでしょう。

そんな皆さまに社内報企画のヒントにしていただこうと、弊社が開催している「社内報アワード」に寄せられた数多くの企画事例を、ジャンルごとに厳選してご紹介します。貴社の社内報をより一層充実させるために、参考にしてください。今回のテーマは「拠点・部署紹介」。4回目となる人気のテーマです。

 

事業会社特集
(日清食品ホールディングス株式会社/グループ報『KITCHEN OF THE EARTH』)

 

企画
特集常設・連載/表紙

 

実施目的
 グループ社員が各事業会社への理解を深め、グループ会社としての一体感や親近感を醸成させること。

 

読者ターゲット
 全グループ社員。

 

内容
 各事業会社の特長や、グループ全体の成長戦略に掲げた目標の達成に向けて各社がどのように取り組んでいるのかを、社長や各部署の担当者を取材して紹介した。扉ページに各社の主要商品やキャラクターを配するとともに、テーマカラーを使ったビジュアルにすることで、会社のイメージが一目でつかめるように工夫。中ページでは、各部署の取り組みを統一スローガンやキーワードに沿って紹介することで、その会社が目指す方向をわかるようにした。堅い誌面にならないよう、各社の「あるある」や「トリビア」などの小ネタも散りばめ、興味深く読めるように工夫した。

「日清シスコ」の回のテーマカラーはイエロー。愛らしいキャラクターと相まってインパクト大。
「日清シスコ」の回のテーマカラーはイエロー。愛らしいキャラクターと相まってインパクト大

地域ハッシン フロントランナー 
フロンティアビジネスを目指して

 

企画
特集(8ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
 新事業の創出を、全国各地の社員という切り口で考えた企画。新事業の創出は会社の重要テーマであるため、それを自分ごと化へ促すことを目的に掲げた。全国各地の社員を登場させることで誰もが新事業の一端を担う可能性を感じることを目指した。

 

読者ターゲット
 「新事業を担っているのは本社がある東京」と思い込んでいる社員。

 

内容
 新事業に関わりのないと思いがちな社員にもその価値を伝える特集とし、社員の変革意識醸成を促す構成にした。扉は見開きで、タイトルと全国をイメージできる日本地図のイラストを大きく入れ、各エリアの社員とその取り組みを視覚的に捉えられるようにした。続く、4ページで事業を担う全6エリアが登場。それぞれの担当者写真、取り組みのイラストとともに、取り組みのきっかけ、課題、未来像などの具体的な内容を紹介した。各地域の課題を浮き彫りにすることで、ビジネスは東京一極集中ではない視点を加えた。締めの2ページは、開発分門の担当者から現在進行中のプロジェクトを紹介してもらい、期待感を高めた。

     [印刷]

○○○のものづくり
※○○○部分は固有名詞のため伏せ字にしています。

 

企画
オープン社内報/特集(12ページ)常設・連載/表紙

 

実施目的
 コンセプトが明確な公園の建設を手掛けた自社が、そのコンセプトをいかにリアルに造り上げていったかを明らかにする特集。社会的にも注目される公園づくりに取り組んだ自社ならでは視点を盛り込み、建設会社の使命やビジョン、働き手が鼓舞できるような「ものづくりの面白さ」を伝えることをねらった。

 

読者ターゲット
 自社社員ならびに顧客、とくに当該施設の工事関係者、来場者まで広く想定。

 

内容
 完成した公園のビジュアルと、完成過程の工事風景のビジュアルを織り交ぜながら展開。これにより、市販の冊子とは一線を画した、建設会社ならではのガイドブックをコンセプトに企画を設計。冒頭には建設プランと、完成形をビフォア/アフターで提示し、現場ルポを含む臨場感あふれるテキストで施設を紹介していった。企画のまとめパートでは、現場所長による完成までの舞台裏のストーリーも掲載。プロジェクトの大きさやその達成に向けた思い、ものづくりの魅力の再発見が、話し言葉でわかりやすく伝えられるようなテキストで締めくくり、特集テーマが読者に伝わるような構成とした。

[建設]

ウクライナへ届け
(洛和会ヘルスケアシステム/『Shuttle』)

 

企画
動画/特集/常設・連載/表紙

 

実施目的
 当会が姉妹協定を締結しているウクライナの病院へ医療物資を届けた取り組みを広く知ってもらうことで、職員の社会貢献への意識を高め、誇りを持って業務に取り組んでもらうことが制作の目的。
当会には医療以外にも介護、保育、学校など多様な分野の職員が在籍している。そのため、動画では医療物資を届ける活動に、各部署の職員がどのように関わってきたかも紹介した。特に短期間で必要な物資を集約できたことや、輸送ルート確保に向けて外部の方と交渉するなど、この活動を成功に導くために職員の皆さんの尽力が欠かせなかったことを伝えた。また、他の分野の職員にもこの活動が広く知られることで、職場全体の連帯感を高めることができると考えた。

 

読者ターゲット
 コア・ターゲットは洛和会ヘルスケアシステムの職員。医療物資発送に携わった部署以外の職員へも、今回の取り組みを知ってもらいたいという想いがあった。また、協力していただいた外部業者の方々へ感謝を伝えたいことと、取り組んだ職員のご家族にも見てもらいたい、知ってもらいたいという想いから、今回公開範囲をイントラネットに留まらず、YouTubeへも展開した。

 

内容
 医療物資を届ける活動に、職員がどのように関わってきたかを紹介。特に、短期間で必要な物資を集められたことや、輸送ルート確立に向けて関わった外部の方々との連携など、職員の尽力がこの活動を成功に導くために欠かせなかったことを伝えた。医療物資を届けるという「出来事」以上に、活動に関わった「人」にフォーカスを当てた構成を意識し、当事者のインタビューをベースに活動の経緯や支援物資の調達・輸送、届けられた結果などの映像や写真を見せることで、出来事に対する「想い」を強調した。

クリックするとYouTubeへジャンプして、「ウクライナへ届け」をご覧いただけます。
クリックするとYouTubeへジャンプして、「ウクライナへ届け」をご覧いただけます

大工場を知る ○○工場編
※○○○部分は固有名詞のため伏せ字にしています

 

企画
特集(11ページ)常設・連載/表紙

 

実施目的
 中計最終年度に実施。「商品」「工場」「技術」という3つの競争力を中計の基本方針として進めてきたため、それぞれの柱で特集を組んだ中の「工場」の回が本企画。品質第一主義で切磋琢磨してきた東西2大工場を抱えており、特集を2号に分けて、関東某県編と、九州某県編で展開した。

 

読者ターゲット
 開発・生産現場で働く社員がコア・ターゲット。

 

内容
 特集のメインテーマに迫るために、「工場を知ろう」という読みやすい切り口で構成。関心を持ってもらうため、扉ページは若手社員をモデルに海岸で撮影を行い、工場のある土地の魅力を表現した。企画内では歴代生産商品を紹介しながら工場の歴史に触れ、工場内の紹介もイラストMAPで展開。また、各部署の紹介では、業務連携しているグループ会社も紹介している。年度末に実施したアンケートからは「普段は離れていて分からない工場のことが分かって良かった」「本企画で改めて取り組みの苦労や内容を理解した」という声が多数寄せられた。

[製造]

世界のCZ(シーゼット)から
(東京海上日動火災保険株式会社/『Nextage Headline』)

 

企画
動画/特集(9ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
 本企画を通じて世界中で活躍する約300名の駐在員=CZ(ChuZai)の業務や海外グループ会社への理解を深め、グループ一体感の醸成を図る。CZは特別なポジションではないことを感じてもらい、キャリアビジョン形成や国内外の現場第一線の業務連携に寄与する。言語・文化・価値観が異なる中でコミュニケーションをとるコツ・工夫を教えてもらい、国内の第一線社員にも今後のコミュニケーションに役立てもらう。

 

読者ターゲット
 20~30代の社員。

 

内容
 ①海外グループ会社の説明 ②CZの普段の業務や、やりがいなどの質問 ③休日の過ごし方(現地の街並みがわかる映像等挿入)という構成で固定。実施目的を踏まえた質問を中心に、オンラインでのインタビューとCZ本人に撮影してきてもらった映像を織り交ぜて、視聴している社員の興味を引くようにしている。

タイトル画面。世界中で活躍する約300名の駐在員がコミュニケーションをとるコツ・工夫を発信
動画のタイトル画面。世界中で活躍する約300名の駐在員がコミュニケーションをとるコツ・工夫を発信

現場最前線! ○○編
※○○○部分は固有名詞のため伏せ字にしています。

 

企画
特集(6ページ)常設・連載/表紙

 

実施目的
 欧州某国における橋梁プロジェクトが完成目前となるタイミングで実施。この橋並びに近隣国での橋梁プロジェクト周りの取材企画から、経営理念を読者に改めて認識してもらおうと考えた。どのような問題意識をもってミッションを遂行しているのか、建設規模の大きさ、完成した橋梁が与える影響を取り上げることで、エンゲージメントを高めるねらいもあった。さらに、海外で活躍する従業員への取材を通して、自社は世界的規模での仕事を実感してもらうことも考えた。

 

読者ターゲット
 紹介したプロジェクトに関わっていない従業員。特に、担当している事業は詳しいがその他の自社事業を把握できておらず、社会や人々の生活に対してどのように役立っているか理解が及んでいない従業員。

 

内容
 企画の中心となる橋のプロジェクトは、橋梁がほぼ完成していたため、スケールの大きさを写真で効果的に訴求した。また、海外で活躍する従業員が多くいることを読者に認識してもらうため、従業員ごとに取材項目を絞り、テーマに分けて紹介した。とはいえ、紙面だけでは橋梁の臨場感が伝えきれないため、社外向け動画への導線(二次元コードの掲載および動画内容の紹介)を作成し、より理解が深まるように工夫した。

[製造]


[編集部Pick Up

これまでの「拠点・部署紹介」も参考に。

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