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社内報 企画のネタ/テーマ「中期経営計画/2」

社内報ご担当者が常に抱えている悩み、それは企画のネタ探しではないでしょうか。「自社の従業員に興味を持ってもらう企画とは?」「他社ではどんな企画を立てているのだろう」と考え続けるご担当者も多いことでしょう。

そんな皆さまに社内報企画のヒントにしていただこうと、弊社が開催している「社内報アワード」に寄せられた数多くの企画事例を、ジャンルごとに厳選してご紹介します。貴社の社内報をより一層充実させるために、参考にしてください。今回のテーマは「中期経営計画/2」です。

 

 「成長」への一歩を踏み出そう!

 

企画
特集(7P)/常設・連載/表紙

 

実施目的
 1年の始まりの号として「未来へ向かい、グループ一丸となって進むきっかけ作り」や「挑戦・成長するためのヒントの提供」する。

 

読者ターゲット
 グループで働く全従業員。特に、本社スタッフ(企画系・営業系・管理系)・研究員・電話オペレーター・直営店舗販売スタッフ・工場スタッフなど。

 

内容
 前年からスタートした新中計では「人材育成と人材活用」が重点項目として設定されるなど、従業員一人一人がそれまで以上に挑戦し成長していくことが求められていた。その一方で、なかなか一歩を踏み出せない従業員も多いという現実もあった。そこで、①従業員が自分事化しやすい設計 ②経営層からの発信で理解を深める ③異なる年代・拠点の従業員を網羅的に紹介、という構成にして、全従業員がこれまで以上に挑戦し成長していくための一歩の踏み出し方をさまざまな角度や切り口から紹介した。
 「挑戦」「成長」といったキーワードから「階段」のデザインを用い、階段を登った先に明るい未来があることを想起させるようなビジュアルを用いたり、各従業員のキャリアマップ、工夫点、1日のスケジュールなどを掲載したりしながら、ポイントを絞って紹介し、分かりやすく読みやすいデザインとなるよう工夫した。

製造

2020年度決算から見る 中計の進捗状況

 

企画
特集(2ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
 自社のことながらも他人事に捉えている社員がいることを危惧し、中計の中間報告企画が必要と考えた。会社が向かう目標と現状を今一度きちんと把握し、社員のベクトルを合わせることが目的。

 

読者ターゲット
 コアターゲットは工場勤務の従業員。自分たちがつくる製品の会社への影響や貢献度を把握することで、仕事に対する誇りや、意欲向上を期待。

 

内容
 決算などに関するページは難しい内容になりがちなため、あえて専門部署の手を借りずに、編集担当者のみで作成。伝えるべき情報をかみ砕き、全社員が分かるような表記に仕上げた。情報量が多いと読む前から敬遠されかねないため、見開き2ページで完結。限られたスペースの中で、あまり決算に興味のない人でも、見出しを拾い読みすればおぼろげながらも中計の全体像がつかめ、自社の状況や取り組みが理解できるように、グラフなどを用いて視覚的に分かりやすくなるように工夫した。

製造

特集「地球のために、今できること」

 

企画
特集(8ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
 第二次中期経営計画で掲げる「社員の考え方・慣習・行動様式の変革」の一環として、グループ社員に、「改めて脱炭素社会の実現に向けて世界が舵を切っていることを実感してもらう」「中計で掲げる大きな目標を意識し、自分に何ができるかを考えてもらう」という2点を目的に立案した。

 

読者ターゲット
 20代~30代の社員をコア・ターゲットに、環境意識が高い、あるいは環境ビジネスを検討する社員も意識。

 

内容
 紙媒体の特徴を生かした、見開きでインパクトのある扉からスタート。自社グループ事業が活躍する未来都市のオリジナルイラストを制作して掲載するとともに、自社グループの環境配慮型ビジネスを網羅的に紹介。少しでも脱炭素を身近に感じてもらえるフックとした。次のパートでは、脱炭素社会と自社グループの将来像に関して、社員目線での素朴な疑問に回答するページにした。第3パートでは、自分事として捉えてもらうために、誰でも取り組める脱炭素に向けたアクションを語り合ってもらう座談会を実施。最後のパートは、新任社外取締役メッセージで、未来に向けてグループが目指すべき方向性、そのために目指す風土についてメッセージを発した。

サービス

表紙(COVER PHOTOGRAPH/表紙の言葉)
(リンテック株式会社/コミュニケーションマガジン『LINTEC』)

 

企画
特集/常設・連載/表紙

 

実施目的
 カバー写真とイメージコピーで読者の興味を引き、手に取って読んでみたいと思わせる冊子にする(後述の「内容」も参照ください)。

 

読者ターゲット
 全読者。本誌は社員だけでなく、取引先など社外にも多く配布。社員同士、あるいは社員と家族、自社グループと取引先などをつなぐ「コミュニケーションマガジン」の表紙として、自社グループの考え方や方向性を社内外に広くアピールしている。

 

内容
 2030年に向けた長期ビジョン「LINTEC SUSTAINABILITY VISION 2030」(LSV 2030)を2021年4月に掲げたことを機に、「自然」をテーマとした表紙を展開していくことに。自然環境や生物多様性などをコンセプトとして選定した写真にイメージコピーを添えることで、読者にグループメッセージを伝えたいと考えた。当コピーは巻頭特集企画ともリンクさせ、さらに3ページに配置した「COVER PHOTOGRAPH(表紙の言葉)」では表紙写真の解説だけでなく、コピーに込めたグループの目指すべき方向性も示している。ビジョンや中計を表紙で訴求するという、稀有な事例だ。

みんなで語ろう!“象印らしさ”
(象印マホービン株式会社/『INTER LINK』)

 

企画
特集/常設・連載/表紙

 

実施目的
 中期経営計画といった大方針や、自社のアイデンティティーとして用いられる「象印らしさ」という言葉。これを改めて言語化して考えてみようと立案した企画。さまざまな年齢・職種の社員に「象印らしさ」を語ってもらうことで、良い“らしさ”と変えていくべき”らしさ”を洗い出し、そして、今後も象印という会社がお客様や、お取引先から愛され、信頼される企業になるにはどういう会社であるべきかを問いかけ、社員一人一人が改めて考えることを目的とした。

 

読者ターゲット
 全社員。特に、若手から中堅社員。

 

内容
 連載企画であることを読者に意識してもらうために、誌面に登場した方に自身が思う「象印らしさ」を記載したフリップを持っていただき、その見せ方を毎回踏襲した。夏号では各本部長、秋号で中堅社員、新年号で若手社員と、毎号違う層の社員、かつ、あえて同じ階層の社員に登場してもらうことが奏功し、活発な議論が展開している。登場者以外にも「象印らしさ」を考えてもらうために、連載期間中はWeb社内報でも「象印らしさ」に関する意見を聞いて定期的に掲載するなど、誌面の効果を上げるフォロー企画も実施した。

〈VOL.1〉


〈VOL.2〉


〈VOL.3〉

新中期経営計画「New ERA 2025」
「New ERA 2025」推進のための”8つの重点施策”とは?
(リンナイ株式会社/『Rinnai Life』)

 

企画
特集(4ページ)/常設・連載/表紙

 

実施目的
 2021年に新中期経営計画を発表した際の企画。新中計の名称や、中計が変わったという印象を浸透させるために、1年間にわたり新中計の説明を行うことを決定。毎号特集で新中計をとり上げた。

 

読者ターゲット
 全従業員。

 

内容
 中計は内容が固く、タイトルを見た時点で離脱される可能性があると考え、なるべく分かりやすく、キャッチーな誌面づくりを意識している。具体的には、文章ばかりではなく表やイラスト、QA方式など見た目にも読みやすい雰囲気を演出。毎回とり上げるテーマだけではなく、今回のテーマが中計全体のどの部分に位置し、他テーマとどのように絡んでいるのかを記載することで、中計の全体感を把握できるように工夫している。また前号も含め背景を統一することで、特集の企画であるという視覚的認識も持ちやすいようにしている。

  


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【事例紹介】
企業ビジョンを行動で体現できるような情報発信を目指して(明治ホールディングス株式会社)

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