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社内報担当として押さえておきたい、写真撮影6つのポイント

社内報担当として押さえておきたい、写真撮影6つのポイント先日開催した「ウィズワークス社内報セミナー」のテーマは、「社内報に掲載する写真撮影のポイントとは」でした。社内報担当歴3年以下の方に向けた基礎セミナー。内容の一部を紹介しましょう。

1.写真の役割を考える

 撮影以外の実務(取材、原稿作成など)にも言えることですが、撮影のプロセス単体で考えてはいけません。良い写真を撮るには、企画の目的までさかのぼる必要があります。

 その写真は、どんな企画で何を訴えるために使うのか。それによって、載せたい表情や構図も変わります。撮影前に企画の目的を再確認しましょう。

2.社内報の好事例に学ぶ

 「企画の目的に合う写真」とはどんな写真でしょう。セミナーでは、具体的にイメージできるよう、弊社発行の『社内報企画ベスト・セレクション』の好事例から学びました。

 優秀企画にはどんな写真が用いられ、その写真から何が伝わってくるか。写真の意味合いと効果を解説しました。

3.「企画の目的に合う写真かどうか」を確認する

 弊社が毎年開催している「社内報アワード」の審査基準「デザイン・ビジュアル」では、①趣旨やテーマに合ったデザインか、②内容・構成が適切で読みやすい誌面か、③写真・イラスト・図表に工夫はあるか、を挙げています。
 この基準は、「企画の目的に合う写真かどうか」を確認するときにも目安になります。写真に置き換えるとしたら、このような形でしょうか。

「企画の目的に合う写真かどうか」を確認する

①趣旨やテーマに合った写真か

②意図の表現が適切で、誌面の読みやすさを手助けする写真か

③写真に(上記①・②を実現するための)工夫はあるか

4.撮影の基礎は、まず「見る」ことから

 撮影の「基本のキ」は見ること。見る対象ですが、被写体はもちろん、背景も重要です。

 セミナーでは「NG写真」を見て、どの部分がNGかを考えました。背景に余計なものが写り込んでいないか、被写体を引き立たせる背景を選んでいるか、被写体の服装や見え方はどうかなど。例えば、ネクタイの曲がりやボタンの開け閉めのほか、首にかけた入退室カード、携帯や財布でふくらんだポケットなどもチェックポイントです。

5.光の方向を意識

 「順光」「逆光」は、耳慣れた言葉です。逆光で「被写体の顔が暗くなってしまった」というのは初心者にありがちな失敗。また光の種類にはサイド光や半逆光もあります。何が正解かは状況次第で、まずは光の方向を意識すること。それは室内の撮影時も同じです。ファインダーやパネルを覗いて、被写体の顔が暗くないか確認し、向きを変えて明るくできないか工夫してみましょう。

6.カメラのテクニカルな部分も…

 セミナーでは、「露出」「絞り(F値)」「シャッタースピード」「ISO」など、カメラ初心者にとっては「聞いたことはあっても、具体的に説明できない」「数値を変えると写真がどうなるのか、よく分かっていない…」といった声にも、“入り口”部分をお話ししています。
 ここでは語り尽くせませんので、興味のある方はセミナーにぜひお運びください。遠方でご参加が叶わない皆さんは、この連載コラムの「撮影」のカテゴリーをご覧ください。順次、拡充していきます!

 このほか、撮影シーン別のポイントなども解説しました。ポートレート、集合写真、イベントの撮影など、それぞれに心得があります。この話はまた別の機会に。

 最後に、どなたでも今日からできるアドバイスをひとつ。
 撮影時の注意点はいろいろありますが、撮影がうまくなる近道は、何と言ってもカメラに触る回数を増やすこと。プライベートで撮影を楽しむのも良いですが、社内でもできるだけカメラを持って歩いてみましょう。


  • ウィズワークスの社内報セミナー

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