「社内報アワード2022」のコンクールにたくさんのご応募をいただき、本当にありがとうございました。今後ますます充実させていくために実施したアンケートの結果報告をするとともに、フリーアンサーでいただいたご質問やご意見等に回答いたします。
約半数の応募企業が回答してくださいました
コンクールに関するアンケートは、応募企業223社を対象に、審査結果をお送りした後に実施しました。回答率は約50%。ご多忙の中でご回答くださった皆さまに、改めて御礼申し上げます。また、来年度以降の対応について事務局で検討していたため、ご報告が遅くなってしまったことをお詫びいたします。
調査対象/「社内報アワード」コンクール応募企業223社
調査方法/Microsoft Formsによるインターネット調査
調査期間/2022年8月30日(火)~9月2日(金)
設問数/7問
有効回答数/112
満足度を総合的に見ると……、うれしい結果に!
最初に、「審査講評は参考になったか」をうかがいました。その結果がこちらです。
「大変参考になった」「参考になった」との回答を合計すると、110社に。パーセンテージにすると98%という非常に高い評価をいただきました。この結果を、事務局そして審査員一同、大変ありがたく受け止めるとともに、審査講評の一層のクオリティアップに向けて気合を入れ直しました。
2つめの設問では、応募費用についてうかがいました。「妥当」との回答が最も多く、次いで「やや高い」との回答が。1つの応募企画に対して3人の審査員が審査を担当することにより、多角的な視点で審査を行うのが「社内報アワード」の特徴であり、各審査員が応募企画をじっくり拝見することで、審査講評の質を高めています。この点をご理解いただけますと、ありがたく存じます。
3つめの設問は、2023年度の「社内報アワード」コンクールへの応募意向についてです。「応募したい・決裁や許可がおりれば応募したい」を合計すると、全体の94.6%が応募の意向をお示しくださいました。
では、そう思うのはなぜでしょうか? それをお聞きしたのが、次の設問です。「講評が参考になる」が最も多く、2位以下は「次回は上位入賞を狙いたいから」「入賞したから」「会社に評価してもらうため」という理由が続きました。これらの結果から読み取れるのは、審査講評をお役立ていただいていることに加えて、「社内報アワード」での入賞が社内外からの評価につながり、それがご担当者のモチベーションになっている、ということなのでしょう。
「社内報アワード」の開催目的は「『社内報ご担当者のモチベーションUP』『日本の社内報全体のレベルアップ』に寄与し、社内報を通じて日本の会社を元気にする」ですから、このアンケート結果を大変ありがたく受け止めています。
新たな部門を立ち上げるとしたら……?
新設してほしい部門をフリーアンサーでお聞きしたところ、このようなご意見をいただきました(抜粋してご紹介します)。
新設希望部門の一例
・表紙部門(復活してほしい)
・紙・Web連動企画部門
・仕組み部門
・新人賞
・コーポレートブログ部門
・発行部数10万部以上部門
・PDF部門
・参加型企画部門(読者応募で成り立っている企画)
どのご提案も、事務局にとっては参考になるご意見ばかりです。この中で、特に注目したのは「コーポレートブログ部門」。「昨今、社内も社外もワンプラットフォームでという思想のもと、企業サイト上で社内の取り組みを伝えている企業は多い。それは社内報でも、IRレポートでもなく、横比較の場がないもの。(中略)社内限定の制作物とは制約条件が異なるため、創意工夫の幅も異なり、それら同じ土壌で比較するのはちょっと違うかなと思う」という主旨のご意見をいただきました。
このご指摘はここ数年のインターナルコミュニケーションの変化を捉えたもので、実現に向けて前向きに考える必要があると考えます。ただ、正確な審査を行うためには、検討すべき事柄がたくさんあります。どの点を、どういう審査基準で、どのように評価するべきか? じっくりと準備をする必要があります。
また実現のためには、コンクールとして成立するだけの応募数が見込めるかどうかも重要なポイントとなります。それぞれのご意見について、これらの点を踏まえながら、長期的に検討を続けたいと思います。
審査講評をもっと役立たせるためのご意見
審査講評については、参考にしてくださっているからこそ、より深いご意見が寄せられました。その中で同様の意見が複数見られたものについて、ご回答いたします。
同じポイントに対して、審査員により褒めている方、要検討の指摘の方がいて、今後改善するにあたり迷う。何かを基にした指摘ならば、統一していただけると参考にしやすい。また、審査員同士ですり合わせをする必要もあるのでは。
まず、「何かを基に」については、審査は統一の審査基準に則って行い、この基準はコンクール応募時期に公開されています。そして、評価内容に大きな差が生じた際には、審査会で議論を行います。ただ、社内報に対する知見が深い約40人の審査員も、それぞれバックボーンがあり、豊富な経験ゆえに、同一の事象に対して異なる見解が生じることがあります。それは「どちらが正しい」というより、解釈の違いです。そういう場合はあえて無理やり揃えないようにしています。「統一の審査基準に基づいて評価することをしっかり行いながらも、解釈に多様性を持たせることで、応募企画の長所を生かしたい」。そのような意図で審査に取り組んでいます。
毎年同じ方に講評してほしい。継続した企画で翌年も応募する場合に、同じ審査員だと成長を見ていただけると思う。
担当審査員のお名前を記載してほしい。どのような方に審査していただいたのか、知りたい。
ご希望の意図を理解したうえで回答しますと、上記内容はある意味、審査員の指名になる、またはそれにつながる可能性が高いと思います。大変申し訳ありませんが、審査員の指名はお受けしておりません。ほかの応募企画との公平性という点においても、対応は難しいと考えます。
3人の審査員による評点の平均点という点について。プラスもマイナスも一人の評価者の点数に大きな影響を受けてしまうことに若干疑問が残った。例えば10人が点数をつけていたらどうなっていたんだろう(もっとマイナス?プラス?)と。 コメント自体はもう少し短めでも良いので、より多人数での評価を受けることができないか。
審査員は、応募企画をじっくり読みこんだうえで評価点をつけ、審査講評を書き上げます。そして、読み込み度合いとコメントの長さは比例するわけではなく、コメントを短くするとしてもしっかり読み込むことに変わりありません。10人が評価、というのは費用的な面でも難しいと考えます。
上記以外にも、審査講評シートの改善に関するご意見が寄せられました。すぐに取り組むべきもの、じっくり検討するものを考慮しながら、改善を重ねてまいります。
運営に関するご意見
事務局に対するご意見も多数寄せられました。ピックアップしたのが下記です。
結果の発表日が8月末とアバウトでしたが、『何月何日』と明示してほしい。
経営層に結果報告したいので、入賞結果が『週刊東洋経済』の何月何日発売の何号に掲載されるのか、また『東洋経済オンライン』にいつ掲載されるのかを事前に案内してほしい。
審査講評のご返送日についてはこれまで明示してきませんでしたが、2023年度は審査講評の返送予定日を応募要項に記すようにいたします。
『週刊東洋経済』の発売号につきましては、大変申し訳ありませんが、事務局だけで決められることではなく、秋のイベント前後までお待ちいただきたく存じます。
この他にも本当にたくさんの貴重なご意見を頂戴しました。せっかくご応募いただいたにも関わらず、事務局の不手際が多く、ご不便・ご迷惑をおかけしてしまったことを心よりお詫び申し上げます。厳しいご意見もしっかりと受け止めるとともに今後の糧にして、より円滑な運営、より応募企業様のお役に立つ審査を心がけます。
「社内報アワード2023」コンクールの応募開始は、2023年2月13日(月)です。来年度も研ぎ澄まされたインターナルコミュニケーション施策、社内報企画の数々と出合えることを楽しみにしています。ぜひご応募ください!
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