去る2月19日(火)、京都広報懇話会様にお招きいただき、「ワコールスタディホール京都」で特別セミナーを開催しました。
ご参加くださったのは、京都広報懇話会に所属する企業の社内報ご担当者様など、約60名。
普段から交流のある皆さまが、和気あいあいとしながらも真剣な表情で傾聴するという程よい緊張感の中、「インターナルコミュニケーション」をメインテーマに社内報研究所所長の浪木が講師をしたセミナーの模様をレポートします。
セミナー会場となった「ワコールスタディホール京都」。学びを通じて女性の好奇心を満たし、美しいかたち、美しい生き方、美しい関係をみらいに向けて紡いでいく。そんな目的で、スクール、ライブラリ-・コワーキングスペース、ギャラリー等のスペースが用意されています。https://www.wacoal.jp/studyhall/
京都に本社を置く主要企業30社の広報パーソン60名が集結
今回のセミナーを主催したのは、京都広報懇話会様。1980年に発足し、今年で39年目を迎える歴史ある組織です。京都に本社を置く主要企業30社が会員に名を連ね、研究会、講演会、施設見学会などを開催することを通し、会員企業の広報活動のレベルアップを図ることを目的に活動されています。
このたびのセミナーも、その活動の一環として開催されました。所長の浪木が講師役を務めることになったのは、以前、株式会社ワコールホールディングス様の社内報『Chiki』の取材をお受けしたご縁から。名だたる企業の広報パーソン約60名がご参加と聞いて、普段以上に入念な準備をして臨みました。
インターナルコミュニケーションの本質を論理的に解説
セミナーのテーマは、「インターナルコミュニケーション~社員のモチベーションを向上させる社内広報について~」。イベントの幹事を務めるワコールホールディングスの小松原様からリクエストをいただいたテーマです。
「今、注目を集めているインターナルコミュニケーションについて、専門家の知見を伺いたかったことが、テーマ設定の理由です。それともう一つ、『社内報でどんな企画を実施すれば社員のモチベーションが上がるのか』は、懇話会に所属する企業共通の悩みでもあるのです」と小松原様。
そのご要望に応えるために、セミナーは7章立てで構成。まずは、弊社が社内報の制作をはじめ社内報コンサルティングや社内報アワードの開催など、インターナルコミュニケーションに特化した事業を展開していることを紹介させていただき、続いて「なぜ今インターナルコミュニケーションが重要と言われているのか」「インターナルコミュニケーションの目的とは」など、テーマの核心に向かってズバズバと斬り込んでいきます。
インターナルコミュニケーションの本質や社内広報活動の目的などについて、論理的にわかりやすく解説していく内容に、ご参加の皆さまは熱心に耳を傾け、集中しているご様子。
「インターナルコミュニケーションの役割、課題の選定の仕方が理解できた」
「広報内で連携をとるときに意識すべき社内コミュニケーション目線を理解することができた」
などなど、受講者の方々からも手応えある感想を多数いただきました。
また、本セミナーでは、社内報の役割と目的、企画のヒントとなるコンテンツについても言及しました。社内報と一言で言っても、IT化が進む現在は、そのツールはさまざまです。どんなツールがあり、どのような情報の発信に適しているのか? それぞれのツールのメリット・デメリットは何か? といったことを図や表を用いてロジカルに解説し、参加者の方々の企業事情や課題に適したツールを考えるきっかけづくりも行いました。
社内報の企画やネタ探しという、ご担当者の悩み解決のヒント
もちろん、弊社セミナーの特色であるグループワークも実施。会場には5名程度からなるグループが12もありましたが、親交がある皆さまだけあって、どのグループも活発な意見交換が行われていました。
何度か設けられたワークタイムの中でよく聞こえてきたのは、「社内報の企画に行き詰まっている」「社内報に載せるネタが見つからない」「リニューアルしたい」といった、編集の現場にいるご担当者ならではのお悩みです。実は、京都広報懇話会では、外部に向けた広報についての意見交換は頻繁に行われている一方、社内報については軽く情報交換する程度だったとのこと。その点でも、社内報ご担当者ならではの悩みの共有や他社事例のインプットは、互いに大きな刺激となったようです。
その成果の兆しは、最後のワークで早くも見られることに。「2019年にやってみたい企画を考える」という課題に対して、「平成の最後に、平成元年に入社した人と平成元年に生まれた人との対談をやりたい」「今回のセミナーに参加した企業を、お互いに取材しあう」「社内版『しくじり先生』をやって、失敗から何を学んだかなどを伝えたい」など、ひねりをきかせた企画がたくさん発表されたのでした。
セミナー終了後のアンケートでも「他社事例や各種調査データが参考になった」「企業のライフイベントや企画立案、記事のテーマの設定方法、企画の作り方について、よくわかった」といった回答をいただき、セミナー満足度は100%という、うれしい結果に! 京都広報懇話会の皆さまのインターナルコミュニケーション向上、社内報制作の企画やネタ集めのお役に立つことができ、弊社としても充実したひとときとなりました。
今回のようなお招き以外にも、弊社では福岡、大阪、名古屋などでセミナーを開催しております。今後もインターナルコミュニケーションや社内報制作、社内報の企画立案・ネタ探しにお悩みのご担当者の皆さまの一助となる情報を発信してまいりますので、セミナー開催をお考えの際はぜひご相談ください。
京都広報懇話会 会員企業一覧
オムロン株式会社
三洋化成工業株式会社
株式会社島津製作所
株式会社SCREENホールディングス
日新電機株式会社
株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーション
村田機械株式会社
株式会社村田製作所
株式会社ワコールホールディングス
株式会社 松風
ローム株式会社
第一工業製薬株式会社
NISSHA株式会社
宝酒造株式会社
京セラ株式会社
ニチコン株式会社
株式会社イシダ
月桂冠株式会社
株式会社川島織物セルコン
任天堂株式会社
日本新薬株式会社
KTC(京都機械工具株式会社)
タキイ種苗株式会社
株式会社エスケーエレクトロニクス
日本電産株式会社
三菱ロジスネクスト株式会社
アークレイ株式会社
トクデン株式会社
堀場製作所株式会社
日本電気硝子株式会社(以上30社/順不同)
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