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経営者の想いを、現場の行動につなげるには~ 8月27日 初開催「経営者Session」(IC Meetup)

 

多くの企業が「理念経営」や「組織改革」の重要性を認識しながらも、その実現に苦戦しています。経営理念を策定したものの、現場までうまく浸透しない。部門間の連携がうまくいかず、個の力を組織全体の活力にできない。こうした悩みは、決して珍しいものではありません。

経営者の想いや会社の方向性が現場にどのように伝わり、組織の人と人の関係性がどのように築かれているか。社員一人ひとりの行動につながるまでには、多くのコミュニケーションと相互理解が必要になります。経営をIC(インターナルコミュニケーション)の側面から捉える動きが、今広がっています。

成果を生み出す企業は、なぜ「関係性づくり」を重視するのか

近年、企業経営や組織づくりの場面で「エンゲージメント」や「心理的安全性」といった言葉が頻繁に語られるようになりました。組織の成果は、制度や仕組みだけで生まれるものではなく、社員同士、そして経営者と社員との間に、良好なコミュニケーションによる信頼関係が築かれているか、人と人との関係性の質によって大きく左右されるのです。

重要なのは、単に会議や面談の回数を増やしたり、コミュニケーションの機会を設けたりすればいいわけではないということです。組織として大切にしている価値観や目指すべき方向性を、社員が日々の仕事と結び付けられているか。経営理念やビジョンを掲げるだけでは、社員の行動は変わりません。一人ひとりが「なぜこの理念を目指すのか」「自分の仕事がどのように組織の未来につながるのか」を理解し、自分自身の役割として納得できる状態をつくることが欠かせません。

そのためには、経営者や管理職が一方的にメッセージを発信するだけでなく、現場の声に耳を傾け、対話を重ねる姿勢が求められます。社員が安心して意見を伝えられる環境があれば、新しいアイデアや改善提案も生まれやすくなり、互いを尊重し合う文化が育っていきます。その積み重ねが信頼を生み、組織全体の一体感や主体性を高める原動力となります。

理念や目的を共有し、信頼に基づく対話を積み重ねながら、一人ひとりが自ら考え、行動できる環境をつくる。そのような組織こそが、変化の激しい時代にも柔軟に対応し、持続的な成長を実現していくでしょう。社員のエンゲージメントや心理的安全性は、その結果として自然に高まっていくものであり、組織の土台となる信頼関係こそが、企業の競争力を支える最も重要な資産といえます。

経営者の想いを現場へ届ける「代弁者」の存在もカギを握る

経営者は、企業の将来を見据え、中長期的な視点で意思決定を行います。一方、現場で働く社員は、日々の業務や顧客対応、目の前の課題を優先して行動しています。そのため、同じメッセージであっても、立場が違えば受け取り方は大きく異なることがあります。

例えば、経営者が「新たな挑戦を進めよう」と発信しても、その背景や目的が十分に伝わらなければ、現場では「仕事が増える」「負担が大きくなる施策」と受け止められてしまうかもしれません。また、経営理念やビジョンも、日々の仕事とのつながりが見えなければ、単なるスローガンとして形骸化してしまいます。

だからこそ重要なのが、経営者の考えや意図を現場の言葉に置き換え、一人ひとりが納得できる形で伝えることです。
社内報は、経営のメッセージを社員へ届ける重要なコミュニケーションツール。その制作に携わる担当者のみなさんは、経営と現場をつなぐ「代弁者」ともいえる存在になりえます。

そのため、企業のICを担う人たちは、経営層との対話を重ね、何を考え、何を目指しているのかを深く理解することが欠かせません。そして、その想いを現場の視点で読み解き、社員が「自分ごと」として受け止められる言葉へと翻訳していくことが求められます。

組織改革が思うように進まない原因は、施策や制度の不足ではなく、経営側の想いが現場に十分伝わっていない「翻訳不足」にあるケースも少なくありません。代弁者による情報発信がその橋渡し役となり、経営側と社員の相互理解を深めることで、社員は仕事の意味を理解し、より主体的な行動へとつながっていくでしょう。

実践者に学ぶ。「経営者Session」にT-BOX代表 佐野智之さんが登壇

経営者の想いを現場に浸透させて成果を生み出すといっても、「言うは易く行うは難し」。
しかし、実際に組織改革を成功させ、企業を急成長に導いた実践者もいらっしゃいます。
そのひとりが、T-BOX代表の佐野智之さん。
かつて赤字経営が続いていたホテルの総支配人に就任し、組織改革に着手。たった2年で黒字化を達成するだけでなく、ホテル業界の平均離職率25%に対し、わずか4.2%という驚異的な組織定着率も実現させました。

「就任当時、私が最初に向き合ったのは、組織そのものが抱える課題でした。組織を牽引すべき立場である管理職の熱量が十分とは言えず、組織が縦割りで、それぞれが自部署を守ることを優先し、全体を最適化する視点が欠けていました。そして、自分たちの担当領域以外には関心を持たない、他責の風土も根付いていました。また、長年在籍するベテラン社員が多く、組織に依存するような意識になっているケースも見受けられました。予算についても、単純に前年実績に5〜10%を上乗せする形で作られ、それを実現するための戦略や戦術がありませんでした。」

数々の問題を抱える組織を変えるために、佐野さんがまず行ったことは「スタッフとの対話」だったそうです。

「どんなに正しいことを伝えたとしても、関係性ができていなければ、その言葉は相手には届かないことを前職のホテルで味わい、日頃からの対話がいかに大事であるかを実感していたからです。ホテルの裏側のスタッフのマインドが整っていれば、表では優しい気持ちになって当然なので、バックヤードをとても大切に日々取り組んできました。」

対話を重ねながら、ほかにも人員配置の工夫や新入社員の教育など、様々な取り組みを行ったそうです。

そんな佐野さんの経営者としての向き合い方や、現場との組織づくりの実践について、IC Meetupの「経営者Session」でお聞かせいただけることになりました。

IC Meetupとは

社内報ナビを運営するウィズワークスが開催するIC担当者向けイベント。一人ひとりが、良い事例を学び、さらに“自分はこの領域で価値を出せる”と実感できる状態をつくることを目指します。

詳細はこちらの記事をご覧ください。

経営者Sessionとは

企業の社長や経営層の視点から、ICの重要性や可能性を語っていただきます。IC担当者だけでなく、経営者・マネジメント層にもご参加いただき、「なぜ今、組織にICが必要なのか」「人が育ち、組織が変わるプロセスにICはどう関われるのか」を、経営の視点から共に考える場を目指します。ICは単なる情報伝達でなく、企業経営の根幹を支える重要な役割。IC担当者にとっても、現場と経営をつなぐICの役割、ご自身の仕事の意義をより深く実感できます。


【初開催】IC Meetup 経営者Session 第1回

「“やり方”ではなく、“あり方”から考えるIC ~人と組織が動き出す経営とは」

・日時:2026年8月27日(木)本編15:00~17:00、懇親会17:00~19:00
・開催場所:ウィズワークス株式会社(新宿御苑前駅より徒歩7分)
・参加費:お一人5,000円
・参加者数:最大50名
※先着順。参加費用は参加確定後、stripeより電子決済をお願いさせていただきます。
・参加対象:社内報担当者/インターナルコミュニケーション担当者/人事・組織開発担当者/経営企画担当者/経営層
・登壇者:佐野 智之さん(T-BOX代表)
・ファシリテーター:犬飼 奈津子さん(株式会社Wo-one 代表/社内報アワード審査員)

 

\参加のお申し込みはこちらより受付中です/

 

佐野さんからのメッセージ

主体的に皆が動く組織をつくるには、目指すべきビジョンと日々の対話がとても大切です。私が実践してきたことを、ぜひみなさんの組織づくりに役立てていただければと思います。


(プロフィール)
佐野智之(さの・ともゆき)さん

新卒でTDRオフィシャルホテルの新規開業スタッフとなったのを皮切りに、ホテル業界で30年以上のキャリアを持つ。さまざまなホテルで総支配人を歴任し、ホテルエピナール那須では東日本大震災からの復興を主導。その後、全国のホテル運営にも携わり、複数施設で売上・利益の大幅改善を実現。あてま高原リゾートホテル ベルナティオでは、組織改革に取り組み、赤字ホテルを2年で黒字化、業界の平均離職率25%に対し4.2%という驚異的な数字を達成。2025年7月に「T-BOX」を立ち上げ、全国8か所の宿泊施設の組織力向上や業務の支援に関わりながら、講演・セミナー活動なども行い業界発展に貢献。一般社団法人 日本ホテル・レストランサービス技能協会理事。

 

トークセッションの聞き手は・・・

自身もIC担当者として奮闘経験のある犬飼奈津子さんです!

 

犬飼さんからのメッセージ

会社員時代、私自身も社内報担当として、経営の想いを現場に届けてきました。佐野さんもおっしゃる通り、一方的に伝えるだけでは人は動かず、関係性づくりが大切です。経営と現場の間で、私たちは何を受け取り、どう言葉にして届けていけばよいのか。佐野さんの実践からそのヒントを紐解いていきたいと思います。


(プロフィール)
犬飼 奈津子(いぬかい・なつこ)さん

名古屋駅の百貨店で15年間広報を担当。テレビ取材を年間500件近くへと導く。「広報・PRの力で、人や企業のステージを上げたい」との想いから2023年6月に独立起業。企業広報内製化を伴走支援する他、KADOKAWAPR講座講師、PRTIMES社プレスリリースエバンジェリスト、亀山ブランドアドバイザー等を務める。


経営者は、ICをどのように捉えているのか。
現場と経営をつなぐ役割を担うIC担当者だからこそ知っておきたい視点があります。
初開催となる経営者Sessionで、新たな気づきや学びを持ち帰っていただければ幸いです。

みなさまのご参加をお待ちしております。

 

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