Webで社内報を運営している担当者の方は、企画から執筆、サムネイル制作まで一通りの工程を自らやらなければいけないということが多いのではないでしょうか?
発信内容をしっかり届けるためのポイントをいくつかお伝えします。
サムネイルにこだわろう!
サムネイルはその企画の顔です。「インタビューカットにタイトルを乗せたらでき上がり」では、なんとも無個性……。「その企画の魅力を伝える」ことにとことんこだわり、下記の点に留意しながらサムネイルをつくり上げてみてください。
〇文字のフォントは、企画にマッチしている?
CMSは使えるフォントに限りがある場合が多いものですが、
ワープロソフトやレイアウトソフトなどでつくった文字データを合成する方法も。
〇できる限り、人物の画像を使う
知っている人が出ているとクリックしたくなる…という声も社内報ならでは。
できる限り、記事内に登場する人物の画像を入れていけると注目度が上がります。
〇画像は1枚? それとも複数枚を組み合わせる?
トリミングと切り抜き、どちらが最適?
きりっとした顔と笑顔、目線ありとなし、どんな様子が適しているでしょうか?
キャッチーなタイトルや見出しを入れる
「●●特集」「●●について」といったタイトルでは企画の魅力が伝わりづらいもの。その企画で一番伝えたいエッセンスをぎゅっと濃縮したタイトルを熟考してひねり出し、大きく提示しましょう。
〇サムネイルのテイストとマッチした言葉を選びましょう。
〇文字フォントにこだわり、必要に応じて画像化した文字データを見出するのもOK!
長めの記事には小見出しを入れる
Webでは短めのテキストが好まれる傾向があるためか、小見出しをつけずに記事を流し込む事例をよく見ます。しかし、適度に小見出しを入れることで記事の中身を理解しやすくなりますし、上手に言葉を選ぶことで読者の興味を引くこともできます。
画像の位置を検討する
記事と記事に画像を挟むサンドイッチ方式に終始していませんか? 画像位置を調整できる機能があるなら、時には左側、右側とメリハリを出してみてください。インタビューカットの場合は、顏の向きや目線が中央に向かう画像をセレクトすることをお忘れなく。
囲みや箇条書きを入れ込む
囲みデザインも、工夫次第で新鮮なデザインになります。囲み内に画像を入れたり、文字のサイズや色を変えたりしてみてください。
リンクを配置して、サイト内の回遊率UP
冊子と異なりWeb社内報では、企画ごとに記事を読んでもらうことが多くなります。せっかくサイトを訪れてもらっても、1つの記事しか見てもらえないのでは訴求力に欠けてしまいます。記事ごとにURLを発行できるのであれば、記事内に関連する記事のリンクを配置してみましょう。
〇シリーズものには前後の回のリンク
〇取材対象が所属している部署(会社)に関連する企画のリンク
〇読者アンケートなど参加型企画のリンク
企画に適したリンクを配置することで、より深く社内報の内容を理解してもらうことができます。
工夫次第で訴求力は必ず上がるはず!
今回はWeb社内報における記事の訴求力を上げる工夫についてお届けしました!
今のご自身のWeb記事更新作業を振り返り、更新することが第一目的になって無意識のうちにルーティンワーク化しているのならば、この機会にぜひ、企画の意図を伝えるための組み方を再検討してみてくださいね。
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