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社内報リニューアルを成功へと導く2つの切り口〈1〉「組織課題の抽出」編

社内報リニューアルを成功へと導く2つの切り口〈1〉「組織課題の抽出」編

「トップから、社内報リニューアルのミッションを課せられました。毎号、より良くしようと取り組んできましたが、いざリニューアルとなると、どこから手を付けたらよいのか分からず困っています」

こうしたご相談をいただくケースが増えています。リニューアルと聞くと、まずデザイン刷新を思い浮かべる方が多いかもしれません。でも、デザインを変えることでリニューアルの目的を達成できるでしょうか。リニューアルは、何のために行うのでしょう。

リニューアルを機に、社内報の役割を再確認しよう

 私たちウィズワークスでは、社内報を「会社を構成する人と組織のエンゲージメントを高め、持続的に企業価値を向上させるツール」と定義しています。

 「人と組織のエンゲージメントが高い」というのは、人と組織とがお互いの成長に対して貢献する意欲が高まっている状態を指します。分かりやすく言い換えるなら、「会社と従業員がお互いに強い絆で結ばれている状態」でしょうか。

 人と組織のこのような状態は、企業が持続的に成長していくために必須の要素だと私たちは考えます。そして、社内報には、それを実現する力があると確信しています。

  今あなたが手がけている社内報は、会社と従業員の絆を深めようとしているでしょうか。企業価値を向上させる役割を果たしているでしょうか。リニューアルの際、私たちはまずその点を見つめ直すことをお勧めしています。

 このとき、考えやすくするための「切り口」が2つあります。

 それが、記事のタイトルとした「社内報リニューアルを成功へと導く2つの切り口」「組織課題の抽出」「経営環境の考察」です。〈1〉の今回は「組織課題の抽出」について考えていきましょう。

 

「組織課題の抽出」の方法

(1)「企業のライフイベント」の見極め

 「企業のライフイベント」――聞き慣れない言葉かもしれません。まず、個人の人生の枠組みで考えてみましょう。

 ライフイベントとは、進学・就職・転職・転居・結婚・出産といった人生の節目のこと。こうした節目に当たると、誰もがおのずと、心構えを変えねばならなくなります。皆さんご自身の経験として、きっと思い当たりますよね。

 企業でも同じなのです。企業にもライフイベントがあり、そのときを迎えたら、適切な組織変革が必要となります(下の囲みを参照)。

企業のライフイベントの具体例

  • 周年
    歴史の節目。事業を継続できた要因や未来に向け果たすべき変化を考えるタイミング
  • 社長交代
    ステイクホルダーとの関係構築が急務。成否がその後の企業成長を左右するタイミング
  • M&A
    融合に向けお互いを知り理解することが、シナジー発現の第一歩となるタイミング
  • 新ミッション・ビジョン 中期経営計画
    ミッション・ビジョンや中計策定に際し、社員巻き込み・浸透施策が重要なタイミング
  • 新規事業開発
    新規事業への理解を深め、成功に向けてソフトパワーや士気を高めるタイミング
  • グローバル化
    事業拡大・需要獲得を目指す海外進出。現地化に向けビジョン共有を重視するタイミング
  • 経営危機(不祥事・環境悪化・事故)
    事業継続上、突き当たる壁。乗り越えれば飛躍のチャンスともなるタイミング
  • 上場
    株主コミットメント、業績管理、コンプライアンス強化など、課題が変化するタイミング
  • 分社化・HD化
    事業各社は遠心力を、HDは求心力を高め、グループとして業績最大化を狙うタイミング

 さて、今あなたの企業はどんなライフイベントを迎えようとしていますか。そこに、組織課題は隠れてはいないでしょうか。

 上の例は、一般的な傾向に過ぎません。複数のライフイベントが、組織に対して複合的に影響を及ぼし合うこともあるでしょう。リニューアルにあたり、一度じっくり整理してみてはいかがでしょうか。

(2)「従業員満足度調査」「エンゲージメントサーベイ」から考察

 従業員満足度調査・エンゲージメントサーベイも、組織課題を抽出する有効な手がかりです。リニューアルを機に、ぜひ実施を検討してみてください。

 従業員の本音を聞く調査の結果を分析すると、例えば「若手社員の離職傾向が顕著」「行動指針が徹底していない」「会社の制度が伝わっていない」といった組織課題が、何かしら見えてくるもの。

 これに関し、社内報担当部署内で(可能であれば経営層も巻き込んで)なぜこうした課題に直面しているのか考察を重ね、「事態打開のポイントはどこにあるのか」など仮説を立ててみましょう。

 課題と仮説を踏まえて社内報リニューアルを完遂できたら、組織課題に効く社内報を実現する可能性は、大いに高まることでしょう。

(3)「コミュニケーションインフラ」としての機能不全箇所再点検

 前提として、社内のコミュニケーションインフラとしての機能が期待されているのが社内報です。

 そこで、下の図を参考に、貴社内のコミュニケーションが今どのような状況にあるか、考察してみましょう。絆の薄い、弱い部分はないでしょうか。社内報で、その関係を取り結ぼうという尽力は、なされているでしょうか。

 もしこの考察の中で、社内のコミュニケーションインフラとして機能に不足を感じる「弱いところ」を見つけたら、そこはすでに「あなたの発見した組織課題」といえます。リニューアル時にしっかり対策して、絆を取り持つコミュニケーションインフラ化を目指してください。
コミュニケーションインフラとしての社内報


 …いかがでしたでしょうか。

  • 「企業のライフイベント」の見極め
  • 「従業員満足度調査」「エンゲージメントサーベイ」から考察
  • 「コミュニケーションインフラ」としての機能不全箇所再点検

 以上3点の考察を重ねて組織課題を抽出すること、そこからリニューアルを始めることについてお話ししました。

 課題が分かると仮説も考えられます。打ち手も見えてきます。解決策をリニューアル社内報の企画に、いかに落とし込んでいくか。ここについて本気で考えを尽くして初めて、「人と組織がお互いを成長させる好循環を生む社内報」へとリニューアルできるのです。

 冒頭で述べたデザイン刷新も、もちろんリニューアルの打ち手の一つ。でも、あなたはせっかく「会社を変える力」を持つ社内報制作に携わっているのです。トップに課せられた期待に応えて、その力を発揮させる方向へと、腰を据えて舵を切ってみてはいかがでしょうか。

 次回〈2〉では、「経営環境の考察」から、社内リニューアルのアプローチを解説します。

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