「あ~ぁ、緊張する~。取材は毎回緊張する~」。そんな担当者さんの声を聞きました。確かに、取材は緊張しますよね。ですが、この緊張、実は大事なものです。取材に行くのに、緊張感ゼロは失礼な話。ほど良い程度、つまり50%くらいの緊張感をもって臨むのが、ベストです。緊張感を50%にするには、徹底した準備が大事。「取材は準備8割・本番2割」と言われるほど、準備の良しあしで取材の結果は変わります。
社内報取材は「3つの準備」を抜かりなく
(1)話を聞くための準備
「分からないことを聞くのが取材。準備なんて必要ないのでは?」と考えていたら、大間違いです。取材をする上で予備知識を蓄え、事前勉強をすることはインタビュアーのマナーといえます。
では、どんなところから情報を集めれば良いのでしょう?
・コーポレートサイト
・社内報や広報誌のバックナンバー
・社内資料
・あなたの上司、先輩、同僚
・取材相手の周辺の人たち
あの手この手で探すことで、情報はきっと見つかるはずです。どうしても見当たらない場合は、取材相手に聞くのも一手。「取材をスムーズにするために、事前ヒアリングをさせてください」とお願いしてみましょう。
(2)取材に必要な物の準備
取材当日は気ぜわしいもの。持ち物は前日に揃えておくと気持ちに余裕が生まれます。
・ICレコーダー
・カメラ
・企画書・質問状
・社内報
・筆記用具
・名刺(社外の場合)
ICレコーダーの電池、カメラのバッテリー充電、またメモリーの空き状態などは、前日にチェックし準備を済ませましょう。
(3)取材をスムーズに進行するための準備
取材は限られた時間内で要領よく進めたいもの。取材要領や段取りをイメージしておくと安心です。
・質問の優先順位
・取材場所の確認
用意した質問の中でも、特に重要な質問やじっくり聞きたい項目は何か。優先順位をつけておきます。取材場所は、写真撮影のポジションなども踏まえ、座る場所を事前に決めておくとスムーズです。
3つの準備をしておくことで、緊張感は、ほど良い50%になります。これで自信をもって取材ができますよ。
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