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Z世代 ✕ オンライン時代。イマドキの新入社員紹介企画案

 

コロナ禍をきっかけに一気に導入が進んだオンライン会議。テレワークに限らず、社内会議や商談、セミナーなど、さまざまな場面でオンラインツールは活用され、これからのビジネスでその活用が常識となるのは間違いないでしょう。

もうすぐ春。今年の新入社員の多くはZ世代です。この世代の特徴とオンライン時代という状況を掛け合わせた、今だからこその新入社員紹介企画を社内報で実施してみませんか。

新入社員企画の目的を整理

 新入社員企画を考えるにあたり、まずは実施目的と読者ターゲットを整理してみましょう。

【実施目的】
①新入社員のことを社内に広く知ってもらう
②新入社員に、自社の理念や社風を知ってもらう。

【読者ターゲット】
①これから共に働くことになる従業員
②新入社員自身

 つまり、目的とターゲットは①のペア、②のペアとなるわけですが、今回は①に絞ってご提案していきます。オンライン時代ということで、各企画とも、媒体はデジタルツールとなります。

企画案1&2:オンライン会議システムを使って

[1]入社早々、フレッシャーズ限定ミーティング〈単発、連載〉

 「自分たちのことを先輩たちに知ってもらうためには」をお題目に、新入社員だけでオンライン会議を開催。テーマ設定、司会や議事録作成などの担当決め、事前打ち合わせなどは、すべて新入社員に委ねる。ミーティング時間は30分で、録画をWeb社内報や動画社内報で公開。ミーティングの人数は1グループ4~5人程度にし(このグルーピングだけ

は社内報担当部署で)、新入社員数が多い企業ではシリーズ企画として実施。

 

 自分たちのことを知ってもらうために、「何について語り合うのか」「どんな話が飛び出してくるのか」はグループごとに工夫を凝らしてくると思われ、見る側は毎回楽しみになる。

 

[2] 自己紹介しりとり〈単発、連載〉

 全新入社員がオンライン会議に参加し、しりとり形式で自己紹介をつないでいく。司会は社内報担当者が務め、ランダムに指名していく。以下が展開イメージ。

 

司会:まずは、山田花子さん。「」から、自己紹介をお願いします。

山田さん:「(ドキドキ)えっと、、、『っと社会人デビューでき、うれしい山田花子です。食べることが大好きで、座右の銘は“腹八分目”です。よろしくお願いいたしま』。
司会:みなさんが「よろしくお願いします」で終わると、ずっと「す」で始まっちゃいますよ~。では次、小川太郎さん。「す」からどうぞ。
小川さん:「す。・・・『杉並区育ちの小川太郎です。早く仕事に慣れるよう頑張ります。頑張るといえば、最近頑張っているのは、ダイエッ!』。
司会:グッドなひねりですね!「と」からの自己紹介を・・・斉藤はじめさん、行ってみましょう!」
斉藤さん:「んでもない無茶ぶりですね(笑)。斉藤はじめです。学生時代は野球部で心身ともに鍛えてきたので、無茶ぶり大歓迎!」
司会:「頼もしい!次は「」ですね。・・・・・・(続く)」

 

 いつ来るかわからない指名&しりとり対応と、新入社員はドキドキの連続。だからこそ、表情や言葉のはしばしに個性が現れ、ありきたりの自己紹介より印象深いものとなる。

 

 新入社員数が多い場合はいくつかグループ分けして、逆に少ない場合は数周回すと珍回答が登場したりして、より個性が見えてくる。会議の様子は録画して、Web社内報や動画社内報で公開。

企画案3:動画を使って

[3]スター誕生!? @〇〇〇(自社名や社内報名)〈連載〉

 Z世代の特徴は、YouTubeなどの動画サービスに慣れ親しみ、動画を通したコミュニケーションが活発なこと。その特徴を生かし、3分程度の自己紹介動画を自撮りしてもらい、Web社内報や動画社内報で公開する。

 コンプライアンス上の問題などを除き、基本的には編集部の手は加えない。自己紹介として何を撮ってくるのか(趣味、自慢のもの、ペット、習い事などなど)、人柄や個性がダイレクトに伝わってくるのが最大のメリット。毎日1本ずつ公開。

企画案4:ラジオ社内報を始めるきっかけに!

[4] カムカム・フレッシャーズ

 新入社員を2ペアに分け、社内ラジオに挑戦してもらう。1ペア5~10分。何を話すかは、各ペアで相談してもらう。姿が見えず「声」だけの情報となるが、話し方や言葉遣いには人柄が現れるもの。聴いた人の「言葉遣いがきれいだな。どんな人だろう?」といった関心につながるよう、オフィスや工場、テレワークで、毎朝の始業時や昼休憩時など、耳を傾けやすい時間に聞くことができるように設定したいところ。

 インターナルコミュニケーションのツールとして、ラジオの注目度がじわりと上がっている今、導入する良いきっかけになりそう。

オンラインツールのメリットを最大限に発揮しよう

 今回のご提案企画は、新入社員の負担が大きい、と心配されるかもしれません。その点については、「いち早くビジネスにおけるオンラインツール活用に慣れてもらう」「チームワークを育んでもらう」など、研修といった意味合いも含めてかんがえてみてはいかがでしょう。

 また、オンラインツールを使った企画は、短尺でも伝わる情報量が多いことや、録画などでいつでも・何回でも見聞きできるというメリットがあり、読者対象となる従業員に新入社員を知ってもらうためにはもってこいです。新入社員自身はもちろん、入社してすぐの共同作業により、新入社員同士のつながりも強くなることでしょう。

 コロナ禍での入社は、社内コミュニケーションをとるのが難しく、帰属意識が弱いことから早期離職につながる懸念があります。ですが、コロナ終息後も業務のオンライン化が後退することは考えづらいのも事実です。

 ならば、オンラインの強みを生かしたコミュニケーションを極めていきませんか。デジタルツールに壁を感じないZ世代だからこそできる新入社員企画で、新しい時代の社内コミュニケーションを創っていきましょう。

 

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