この春から社内報担当者になられた方に、知っておいてほしい「7つのアクション」についてお伝えしている記事の最終回をお届けします!
ぜひ①・②をご一読いただいてからご覧ください!
⑥社内報づくりの難しさを考えよう→社内報の仕事の課題を知る
社内報制作の難しさや課題はさまざまです。
- 良い企画が出ない
- ようやく企画がカタチになり依頼をしても、引き受けてもらえない
- 何人かに依頼をして承諾を得ても、締切までに原稿が集まらない
- 人手不足でいつも自転車操業の状態
これらの課題は、社内報づくりの実務経験を積むことで解決していくものもあるかもしれません。大事なことは、仕事を進めていく中で「難しいな」と感じたときに、対症療法的な解決策だけを考えるのではなく、根っこの部分も掘り起こしてみることです。
たとえば、「良い企画が出ない」ようであれば
- 情報は十分集められているだろうか?
- 有意義な企画会議を開けていただろうか?
- 企画のアプローチは間違っていなかったか?
- そもそも発行目的や編集方針に合っていただろうか?
などを振り返って自問自答してみましょう。
うまくいかないときは、課題を見つけるチャンス!
課題は、社内報づくりのビギナーさんだからこそ、新鮮な目で見つけることができます。仕事の難しさ、課題を正しく見据えて、そもそも……の部分から、課題をとらえ直してみましょう。
⑦制作手順をマニュアルに残そう→社内報制作の手順を整理する
社内報制作業務に限りませんが、仕事の手順をマニュアルにすることは、仕事の効率化に大いに役立ちます。目的はマニュアルづくりではなく、あくまでも仕事の精度を上げることです。
マニュアル作りの“旬”
担当歴を重ねた後よりも、担当歴が浅い時期のほうが適しています。ビギナーさんは、仕事を覚え、吸収する時期。慣れてくると、身体で仕事を覚えてしまい、あらためて整理・文書化することが、かえって億劫になってしまいます。仕事を覚えるためにも、業務の手順を整理しながら作成してみましょう。
マニュアルの作り方
初めて作業したり、知ったりしたことを、こまめにメモします。一つひとつの作業にメモを残していけば、マニュアルの素材は自然と集積されていきます。そのメモを分類・整理すれば、マニュアルのベースは完成。あとは日々の仕事を通じてブラッシュアップ!です。
マニュアルの使い方
経験を積めばマニュアルなしで仕事ができるでしょう。でも試しに、「毎月第1営業日!」などと自分の中で日にちを決めてマニュアルにさっと目を通し、仕事の手順を確認してみてください。きっと新たな視点や疑問など、何らかの気付きを得られるはず。
こうしたマニュアルの活用で、あなたの社内報制作業務の精度はどんどん確かなものになっていくことでしょう。
以上、ビギナーさんにお薦めしたい7つのアクションをまとめてみました。すべてを一気にやろうとする必要はありません。ピンとくるものから一つずつでも、ぜひ取り組んでみてください。
そして、社内報ナビの中にはさまざまな企業の事例や先輩の経験談が詰まっています!
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