春の風が心地よくなってきましたね。
新しい暮らしが始まった皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
さて、この記事では、この春から社内報担当者になられた方に、
知っておいてほしい「7つのアクション」をお伝えします。
「7つのアクション」とは?
① 社内報づくりの根幹を知ろう
→発行目的、編集方針を確認する
② 新鮮な目で社内報を読もう
→一読者の視点でバックナンバーを読む
③ 社内報の制作工程を体験しよう
→小さなコーナーでも一連の流れを経験する
④ 読者の声を聞こう
→社内の知人の声を集める
⑤ 社内報づくりの面白さを探ろう
→社内報の仕事の楽しみを見つける
⑥ 社内報づくりの難しさを考えよう
→社内報の仕事の課題を知る
⑦ 制作手順をマニュアルに残そう
→社内報制作の手順を整理する
このシリーズは3週にわたって解説していきます。
通勤時間やお昼休憩などにサクッと読んでみてくださいね。
本題の前に・・・
皆さんは「IC」という言葉を聞いたことがありますか?
ICとは インターナルコミュニケーション(Internal Communication)の略であり、企業が長期的に良い形で運営を続けるために、社員のエンゲージメントを維持・向上させるためのコミュニケーションを指します。
簡単に言えば、「社員が会社に対して愛着を持ち、やる気を高めることで仕事の成果が上がり、結果として会社の価値や競争力が高まること」。
そのために、社内のさまざまな部署と協力しながら、情報発信や働きかけを行います。
その「さまざまな施策」の一つが、皆さんがこれから制作に携わる社内報です。
社内報は単なる情報共有ツールではなく、企業経営を持続させるために欠かせない重要な役割を担っています。
いざ制作が始まると、手元の作業に集中しがちですが、
「自社の社内報の発行目的は何か?」「どの発信方法が最適か?」
といった視点を常に意識し、ICの観点を踏まえながら取り組んでみてください。
そうすることで、社内報だけにとどまらず、より広いIC施策へのチャレンジにもつながるかもしれません。
とはいえ、まずは社内報制作の基礎をインプットすることが大事!
ここから、いよいよ「7つのアクション」について詳しく解説していきます!
①社内報づくりの根幹を知ろう
→発行目的、編集方針を確認する
社内報の発行目的と編集方針を確認しましょう。
会社によっては、発行目的と編集方針が「お題目」になってしまっていることもあるかもしれません。何年も前に作られた編集方針のまま見直されることなく、そのままになっているケースです。あるいは口では説明ができても、明文化されていないケースもあるでしょう。
発行目的と編集方針は、社内報づくりの根幹。明文化し、編集部内で共有することはもちろん、状況に応じて読者や社内に知らせておくことも大切です。
②新鮮な目で社内報を読もう
→一読者の視点でバックナンバーを読む
これは社内報担当ビギナーさんだからできることです。担当歴が長くなるほど、編集者視点で社内報を見てしまいます。「新鮮な目で、読者に近い立場で」社内報を読んだり眺めたりできるのは今だからこそ。できるだけバックナンバーを読んでみましょう。
読むとき、あるいは眺めるときは、一読者となって社内報を手に取ってみます。
- どんな気持ちになりますか
- 読んでみたい社内報ですか
- 目を引くのは、どのコーナーですか
- 社内報を読んで、勉強になったり、良かったと思いますか
- また読み返したくなりますか
- 誰かに伝えたい内容はありましたか
読みながら気になったことや感じたことは、箇条書き程度で構わないので、メモしておきましょう。そのメモが今後の社内報制作にもきっと役立つはずです。また、社内報のバックナンバーは、会社や社員を知る良い教材です。
そして、社内報担当者として、コミュニケーションの達人を目指したいものです。社内で行き交う、タテ、ヨコ、ナナメ、さまざまなコミュニケーションの橋渡し、中継点となる存在を目指していきましょう!
タテのコミュニケーション 会社と社員、上司と部下など
ヨコのコミュニケーション 社員同士、部署間、拠点間など
ナナメのコミュニケーション 仕事で接点のない関係
→この記事は次回に続きます!お楽しみに!
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