第15回社内報企画コンペティションの応募作品から、企業のライフイベントを取り上げている企画を紹介。トヨタ自動車株式会社『TOYOTA クリエイション』2015年12月号では、新型プリウス誕生記事を特集として掲載しました。
新型車の社会的影響や期待感を紹介し経営テーマを推進
トヨタ自動車株式会社 広報部 TOYOTA クリエイション編集部
特集 新型プリウス誕生 「もっといいクルマづくり」への新たな挑戦
当社は「もっといいクルマづくり」を会社経営の根幹に据えています。また従業員も、新型車や新技術への関心が高いのが特徴です。さらに、社内報は社外にも配布し、企業活動を開示しています。
2015年12月号では世界初の量産ハイブリッド乗用車「プリウス」のフルモデルチェンジの記事を掲載。新型車は通常、新商品コーナーの4ページで紹介していますが、当社が全社を挙げて取り組む「クルマづくりの構造改革 (TNGA)」の初号車でもあることから、10ページの巻頭特集にしました。
編集は企画内容、ページ数決定に時間がかかりました。TNGAは裾野が広く、取り組み内容や関係者の人選に悩みましたが、今回はTNGAを深掘りせず、新型車の「生産・技術・販売」に絞り込みました。特に、生産立ち上がりの繁忙期に、関係者の集合写真を撮影するのは大変でした。また、プリウスの軌跡やお客様評価、さらには自動車ジャーナリストの評価を掲載することで、社会的影響力や期待の大きさを紹介し、「もっといいクルマづくり」の推進につなげることができました。
読者からは、「生産・技術・販売など、多くの観点から記事が書かれている」「集合写真は一体感があり、皆の思い出にもなる」など高い評価をもらいました。また、社内各所から記事の活用や集合写真データの提供依頼が多数あり、編集スタッフ一同、うれしい編集になりました。
↓開くと…
▲車両外観が発表済でアイキャッチに乏しいため、表紙片側観音ページに車両分解写真を載せインパクトを加えました
『TOYOTA クリエイション』概要
- 発行目的
・経営課題を正確に分かりやすくまとめて従業員に伝え、会社の進むべき方向を共有する
・従業員の一体感醸成、活力ある企業風土づくりに寄与する
・社内の活動を社外にも開示し、理解・支持を得る
- 発行頻度・形態/月刊・冊子型
●サイズ・カラー/A4・フルカラー
●ページ数/16~30ページ
●発行部数/約10.5万部
●配布先/トヨタ社内で働く全員(派遣等問わず)、OB・OG、取引先関係会社、マスコミ(一部)など
※『コミサポプラス』2016年10月号より転載