はじめまして、ウィズワークスの社内報ディレクター、tomです。
読書感想文から小論文まで、日本人であれば多くの方が、なんらかのかたちで「文章制作」を経験されていることでしょう。しかし、文章が得意だという方は少数派。むしろ、苦手意識を抱えている方が多い印象すら受けます。
社内報の制作担当にもなれば、文章に触れることは日常茶飯事。毎号、原稿の締め切りのたびに頭を悩ませるような状況は、できる限り避けたいところです。
確かに、「文章の上達に近道なし」というのはよく聞く話。誰かにコツを尋ねても、結局は「書き続けること」「とにかく量を書くこと」が大事だという結論になりがちです。もはや筋力トレーニングの世界ですが、社会人の時間は有限。トレーニングをするにも、上達が約束された「道しるべ」がほしいですよね。
そこで、おすすめの方法をひとつ。好きな小説やコラムなど、「自分が心地よいと感じる文章のスタイルをまねてみる」ことです。理由としては、スポーツ選手のフォームや芸術家の作風と同じように、作家や文筆家の文章にも「スタイル(型)」があるため。
この「スタイル」に自らの文章をはめていくことで、文章の「骨格」とでもいうべき基本のフィーリングが、自然と身に付いてくるのです。
そして模倣ができれば、そのころにはアレンジのコツだってつかめてきます。ゼロからの原稿作成に限らず、寄稿文の「リライト」「原稿整理」の実力も、着実に上がっていることでしょう。
楽しみながら文章制作の経験値を積むために、とても有意義なこの方法。文章の上達に近道がないのなら、成長間違いなしの「道しるべ」を信じて進みましょう。
文章の上達も、お手本をまねて書く「習字」と同じです!