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感染リスクの中で働く仲間を応援する社内報企画 7案

感染リスクの中で働く仲間を応援する社内報企画 7案

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、多くの企業がテレワークや在宅勤務を実施していますが、工場や店舗で働く人々は、感染の危険の中で日々業務を全うしています。「自社のために、社会のために、身を挺して頑張っている従業員たちを、社内報で元気づけたい!」と考える社内報担当者をサポートするために、コロナ禍での企画のヒント集「現場にエール」編をお届けします。
「テレワークにフォーカス」編(コロナ禍をテレワークで乗り切る社内報企画 14案)も、ぜひご覧ください

現場で業務を遂行する従業員に、TOPから「安心感」を発信

 テレワークができずこれまで通りに業務を遂行する従業員は、常に感染の恐怖と戦っています。景気悪化のニュースにおびえている人も、いるかもしれません。この不安を解消できるのは、経営TOPのみ。苦労をねぎらい、安心して働いてもらうためのメッセージや、具体的なサポート体制に関する情報を、継続的に発信していきましょう。

TOPメッセージ

特集TOPブランディング

 感染の危険の中で業務を遂行している従業員たちは、想像以上に身体的不安・精神的疲労を感じている。会社のために、社会のために、業務に邁進するそんな従業員たちに向け、心からの謝意と、会社のサポート対応を、丁寧に伝える。できれば頻度を高く、継続的に発信。

経営TOPからのメッセージを伝えましょう
経営TOPからのねぎらいの言葉が、何よりも現場の力となります

最前線で働く社員の不安、こうサポートしていきます

特集ブランディング

 テレワークができない従業員を対象にアンケートを実施し、不安なこと、改善してほしいことを洗い出し、会社側が回答していく。

工場などではインターネットを使ったアンケート集計が難しいかもしれないが、その場合は出力して実施。回答用紙はスキャンしてPDFで戻してもらい、集計・分析する(集まったデータを集計代行業者に委託するという方法もある)。その集計結果に対して、会社側がどうサポートしていくのか、回答を示す。

現場はどのような状況で働いているのか、どんな不安があるのか、については、テレワーク中の人を含めて全社で共有すべき重要な事柄。それを知る機会とする。

現場の頑張り、現場の力を、今こそ全社に知ってもらおう

 平常時は本社やオフィスでの業務にスポットライトが当たりがちですが、今、社会を支えているのは現場の人々! つまり、現場が主役になる好機。不安な状況の中で、モチベーション刺激する企画案です。

現場で働き続ける「私たち」

特集コミュニケーション働き方

 テレワークに注目が集まる中で、変わらず同じ状況で働き続ける「私たち」は、どんな状況で頑張っているのか、その事実を全社に伝える企画。感染予防策、お客様対応策、肉体的・精神的苦労といった現場のリアルを取り上げ、その頑張りに対して社長や関連部署からのねぎらいの言葉を掲載するとともに、対策を提示。情報はアンケートや電話・Web取材で収集。

現場のリアルな声を紹介
現場で働き続ける従業員のリアルな声を、全社に届けて知ってもらいましょう

〔例〕
「私たち」の声:「感染防止策として車通勤や自転車通勤が原則となったが、その結果、交通事故が増えている。電車通勤で感染するのも怖いが、交通事故も怖い」
関連部署からの対策:「近隣の警察署へ相談するなど、対策を講じます」

コロナ禍の社会を支える○○○(自社名)

特集ブランディング

 工場で働く人々、店舗で働く人々の仕事が、コロナ禍の社会に大きく貢献していることを伝え、仕事への誇りを感じてもらう。

 「誰かの命を救うことに、自分の仕事がつながっている」「笑顔でお客様と接し、必要な商品を販売することで、社会全体の生活を守っている」。そういった社会的使命・やりがいを実感してもらえるように、危機的状況にある今の社会に、自社製品・サービスはなくてはならない存在であることを発信し、テレワークができずとも頑張っている従業員の励みとしてもらう。企画タイトルには自社名を入れ、「それは実は現場の人々の力なのだ」ということを伝える。
〔例〕
○○工場で作られた■■という製品は、医療機器の部品として多くの命を救っている。この製品はこれまでも……(製品の歴史と開発の苦労、製造する工場の人々の頑張りへとストーリーを展開)。

頑張ってます! フォト特集

連載コミュニケーション

 現場で働き続ける自分たちの頑張りを、写真で全社に伝えよう! という自己発信型企画。早朝、独りで職場を掃除したときの様子、ソーシャルディスタンスを気にしながら仲間と楽しむランチタイム、やる気みなぎる朝礼などの写真を、一言コメント(写真の説明&自分の頑張りを全社員へ伝えるメッセージ)とともに応募してもらう。忙しい現場の人々だが、自分たちの頑張りをアピールする絶好のチャンスとして、協力していただく。

現場の人からの「頑張っている写真」を募集
現場でのふとした一瞬を写真を募集し、掲載することで、現場の人の頑張りを周知

パワーをくれるのは、同僚からの応援! 

 顔がわかる人、わからない人を問わず、同じ会社で働く同僚からの応援は、現場の人々にとってきっと力になるはず。問題は、その方法。PCや社用スマホの貸与がない職場の場合、どうやってエールを届ければいいのか……。その方法も合わせてご提案します。

 これまでご紹介してきた企画案も、下記の方法で対応できるものもありますよ。各社のセキュリティ対策と照らし合わせ、ご検討ください。

あなたにエール!〈1〉

コミュニケーション

 工場や店舗で業務にあたるテレワーク対象外の人々が、今の自社を支えている! その苦労をねぎらい、感謝の気持ちを伝える。

 テレワーク中の社員の子どもが描いた感謝の絵(親子で取り組んでもよし)で埋め尽くした壁新聞や、テレワーク中の従業員の手書きメッセージを写メしてもらい、数多くを掲載するポスターにし、職場に張っていただく。

現場が温まるようなメッセージを
同僚からの励ましで、現場の気持ちをほっこりと温めよう

 工場や店舗では、個人にPCや社用スマホが貸与されていない場合が多く、Web社内報やアプリではメッセージが届きづらい。そこで、壁新聞やポスターといったアナログな手法を活用する。普段はWeb社内報のみで印刷業者と取引がない場合は、オンライン印刷のサービスを利用。

あなたにエール!〈2〉

コミュニケーション

 会ったことはない同僚に、動画でエールを送る企画。メッセージは、「誰から」「自分に対して」ということが明確な方が響くので、社内報担当者が「どの部署(課・係)」が「どの工場・店舗等」に送るかを調整し、それぞれの部署(課・係)所属の人から動画でメッセージを送る。

 方法はWeb会議システムを使用。オンライン上で一堂に会してメッセージを発信。それを録画し、動画配信サイトで限定公開したら、URLを工場や店舗に連絡。送られた側は私用スマホやPCでサイトにアクセスすれば、いつでもメッセージが見られる、という仕組み。

社内報が、同じ企業で働く従業員同士の「架け橋」となる

 一つの企業の中にはさまざまな業務があり、感染予防対策が一律にとはいかないケースも多々あると思います。業務で使うツールやICT環境もまったく違うかもしれません。でも、みんな同じ企業の一員です。立場や環境はそれぞれでも、同じ目標を持ち、互いを勇気づけることは、きっとできます。

 社内報ご担当者が、その架け橋となるよう、知恵を絞っていきましょう。


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