今年も「社内報アワード」コンクールの季節がやってまいりました! 応募開始は2月14日(月)。今年も多くの企業に、社内報をはじめとしたインターナルコミュニケーション関連企画・媒体をご応募いただき、審査講評をお役立ていただきたいと準備を進めてまいりました。
今回は、ご応募前に役立つ情報として、「どちらに応募しようかな?」と迷われがちな部門の違いや、応募企画のメリットを上手に訴求するコツをまとめました。
今年のコンクールは4部門9ジャンルで展開
「社内報アワード2022」は、「紙社内報部門」「Web/アプリ社内報部門」「動画社内報部門」「特別部門」の4部門9ジャンルで展開します。各部門のジャンルをまとめたのでご覧ください。
紙社内報部門に「1冊子」がスタートしてから今年で3年目を迎えますが、初年度、昨年と応募数は増加しています。特集や連載で構成される1冊子ですから、「掲載される企画すべて審査され、おトク」「どの部門に応募するか迷う……、ならば1冊子だ」といったお考えもあるようなのですが、「特集・単発企画」と「1冊子」では、審査項目が異なります。細かく設定された審査項目の中から、「企画の目的」と「企画の設計」を見てみましょう。
紙社内報部門【特集・単発企画】
〈企画の目的〉
●媒体の発行目的・編集方針を踏まえているか
●企画自体の目的が明確か
●経営や組織の課題が認識され、その解決と企業価値向上につながっているか
●社員の知識・認識・行動の変化につながるか
〈企画の設計〉
●企画自体の目的を果たすために効果的な構成となっているか
●テーマの深掘りは十分になされているか
●独創性・斬新性、多角的な視点はあるか
紙社内報部門【1冊子】
〈企画の目的〉
●媒体の発行目的・編集方針を踏まえているか
●経営や組織の課題が認識され、その解決と企業価値向上につながっているか
●社員の知識・認識・行動の変化につながるか
〈企画の設計〉
●媒体の役割や特性をとらえているか
●全体構成・導線設計・システム・仕組みに工夫があるか
●独創性・斬新性、多角的な視点はあるか
微妙ながらも明確な違いがあることに、お気づきいただけたでしょうか。「特集・単発企画」は、社内報の発行目的を踏まえて応募企画が実施されているかに加えて、その企画自体の目的が明確か、が審査ポイントとなります。設計面でも、企画の目的を果たすための構成が重視されます。
一方、「1冊子」では、「多くの企画が掲載された1冊」として審査します。企画(媒体)の目的も設計も、1冊全体として、全体の企画のバランスやそれらをトータルして生まれてくる効果を見ていきます。
このように審査ポイントが異なるため、「特集・単発企画」に応募した企画の審査結果と、その企画を含む「1冊子」の審査結果が、必ずイコールになるというわけではありません。同様のことが、Web/アプリ社内報部門の「企画単体」と「媒体全体」にも言えます。応募の際は、この点を踏まえ、部門をご検討ください。
昨年創設した「インターナルコミュニケーション・プロデュサー(ICP)部門」は、2022年度はコンクールとは別の形式で実施予定です。こちらにつきましては、詳細が決まり次第お知らせいたします。
審査員がじっくり読み込む応募書類。上手に記入しよう
ここで、応募書類の記入に関する注意点と、応募作品の長所を上手に伝えるコツをお伝えしましょう。
【申込書】 応募企業1社につき1通
●社名や応募企画名などの基本情報は、正確に!
入賞の暁には表彰状を贈呈しますが、社名や企画名は応募書類のデータが基本となります。「まさか自社名を間違えるなんて」と思われるかもしれませんが、毎年数件見受けられますので、ご確認をよろしくお願いいたします。
●媒体欄の「発行目的」は、丁寧に記入
ここに記載される内容は、審査の重要ポイントとなります。「コミュニケーションの醸成」「組織課題の解決」など平易な表現で済ませることなく、自社の社内報ならではの発行目的を記入してみてください。
【応募用紙】 応募企画ごとに1通
■記入欄のヒントを参考にしてみよう
応募用紙の記入欄には、「●例えば下記のような視点からご記入ください」と、記入のヒントが予め記載されています。それを参考にしてみましょう。
■発行目的と応募企画の紐付けを意識
申込書に記載した発行目的と企画を紐付けながら記入してみましょう。
■読者ターゲットをしっかり吟味
ターゲットは本当に“社員全員”ですか? 応募企画で特に設けたターゲット設定はありませんか?
■実施効果は具体的にアピール
「この企画ならでは」の訴求ポイント欄に実施効果を書く場合は、具体的な情報(効果がわかる数値や寄せられた声など)を書いてみましょう。
ご応募いただく企画は、ご担当者としても自信があったり、特に思い入れが強かったりする渾身の作品だと思います。その熱意をしっかり審査員に届けるためにも、応募書類の記入を工夫してみてくださいね。
ご協力ください~事務局からのお願い~
さて、応募に関するご注意点もお伝えしておきます。
まず、申込書、応募用紙は、2022年版をお使いください。弊社サイトからダウンロードいただけます。
応募書類には、1社につき1通必要な「申込書」と、応募企画ごとに必要な「応募用紙」があります。応募用紙は部門ごとに専用の用紙となっているので、応募部門に合わせてご記入ください。その際、記入欄には文字数が規定されています。文字数厳守でお願いいたします。
応募書類(Excelシート)はPDF化せずに、Excelのまま、メールで事務局にお送りください。2021年より、多くの部門でオンラインでの応募ができるようになりましたが、紙社内報部門と特別部門は媒体の特性上、正確な審査のために社内報等の現物を事務局にお送りいただいています。
その他、応募に関する詳細は応募要項でご確認をお願いいたします。
応募ジャンルに迷うなどお困りの際は、事務局までお気軽にお問い合わせください。
いよいよ始まる「社内報アワード2022」。審査講評が貴社のインターナルコミュニケーションの発展のお役に立てるよう、事務局・審査員一同、応募企画一つひとつにじっくりと向き合ってまいります。社内報で自社の企業価値を高めたい方、自社のインターナルコミュニケーションの現在地を確認したい方、入賞して自社を広くアピールしたい方。社内報アワードでその想いを叶えてみませんか。皆さまからのご応募を心よりお待ち申し上げます。
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