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ママ社員の不安を解消! 女性活躍促進につなげる社内報(株式会社サイバーエージェント)

▲左から、カルチャー推進室 井上理紗さん、広報IR室 渋谷千春さん

「社内報アワード2017」の事例発表6社目は、ママ社員やプレママ社員向けの社内報『mamaHO』が、表紙部門でゴールド賞、企画部門で2位を受賞した株式会社サイバーエージェント カルチャー推進室。『mamaHO』を立ち上げた背景や、制作における細部へのこだわりや工夫点を紹介します。

ミッションは「カルチャーで業績を上げる」

 私たちカルチャー推進室のミッションは「カルチャーで業績を上げる」ことです。そこで大事にしているのは、「あの手この手×しらけのイメトレ×使われるカルチャー」という考え方。社内報という1つのツールだけでなく、グッズやオフィス、ヨコ軸組織も「あの手この手」で浸透させることが重要だと考えています。

 「しらけのイメトレ」とは、何かを作ろうとしたとき、対象でない人がどう感じるかを考えること。例えば制度でも社内報でも、ある職種のみ取り上げていたらその社員たちを支えて共に日々頑張っている社員がどう思うか、を考えます。『mamaHO』も最初は家族向け社内報にしてはどうか、パパママ社内報にしたらどうか、なども考えていきました。受け取る人たちだけでなく、その情報を知った人たちがどう思うか、先行して徹底的に考え尽くします。

 そして「使われるカルチャー」とは、社内報を読んで「感動した」という感想を持つのではなく、「やってみた」「やってみてこうだった」というアクションが起きるようにすること。その反応を追って、次の企画や原稿を考えます。そのため成功事例より失敗事例を積極的にヒアリングすることを重視しています。

「ママの不安を和らげたい!」の思いから生まれた社内報

 当社には8つの社内報があり、事業部や横軸組織ごとに制作しています。カルチャー推進室が手がけているのは、ネット社内報の『CyBAR』と技術者向けの『TechCyBAR』、そして冊子で配布している『mamaHO』です。
 当社には「macalon(マカロン)パッケージ」という、妊活休暇や認可外保育園補助など女性活躍を促進する制度があり、『mamaHO』もmacalonで推進する取り組みの1つになります。

※macalon=mama(ママ)がca(サイバーエージェント)でlong(長く)働くための制度

 当社社員の女性比率は3割。そのうち、ママ社員は女性社員の4~5人に1人となります。産休などで会社から離れていると、働いているときのように生の情報が入ってこない……そんな声に応えるため、産休や育休で会社を離れているママ社員と会社とつなぐ媒体をつくりたいという思いから生まれました。

 一言でママ社員といっても、居住地や両祖父母の状況、子どもの年齢など、それぞれのステージで環境が異なります。出産で会社を離れることへの不安や、仕事復帰への不安もあります。「育児と仕事を両立するママ社員のさまざまな経験談を掲載する、ママ社員向け社内報」をコンセプトに、ママ社員たちの不安を、少しでも和らげるものにできたらという思いで制作しています。『mamaHO』は、編集委員も全員がママ社員です。

 発行は半期に1回、自宅に送付しています。配布対象はママ社員ですが、希望があれば男性社員やママ以外の女性社員にも配布します。男性社員が「妻も特集ページで取り上げている習い事や小1の壁で悩んでいるから見せたい」という声もあれば、「チームのママ社員がどんな風に頑張っているか知りたい」という声もありますし、「今後出産を希望していて将来の働き方の参考にしたい」という女性社員の声もあります。

ロゴ、撮影、デザイン……細部まで徹底的にこだわる

 ゴールド賞を受賞した表紙でこだわったのは、『mamaHO』のコンセプトである「ママと会社をつなぐ」を体現したロゴです。左の手をママの手、右の手を会社の手と見立て、ママの手から赤い糸でmamaHOの文字を描き、会社の手につなぎます。社内のママデザイナーでデザインコンペを行い、いくつかの候補から社長とクリエイティブ執行役員とで決定しました。

 企画もデザインも撮影も、周囲を巻き込み協力してもらいながら進めています。編集委員やカルチャー推進室のメンバーとは常々「こんなことを考えているんですよね」と共有しています。今回受賞した作品のうち赤い表紙の方は「表紙を悩んでいる」と話していたら、「子ども服のサイトがかわいいよ」と声をかけてくれたことがきっかけで、イメージが広がりました。

▲表紙部門でゴールド賞を受賞した『mamaHO』。徹底したこだわりが評価を高め、受賞につながった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  この号では習い事の特集を組んでいたので、表紙からも習い事のイメージがわくようにしたいと考えていました。ママ社員の子どもたちに撮影に協力してもらい、習い事の道具をたくさん手配して撮影しました。

 撮影は事前にイメージトレーニングを重ね、やり過ぎというほど事前準備に時間を費やしました。子どもたちは当然ですが撮影には慣れていません。イメージしたポーズをしてもらうために、おもちゃで一緒に遊んで気を引いたり声をかけたりとみんな必死でした。発行2号目でしたので、『mamaHO』のロゴをアピールしたい意図もあり、背景を同じ赤にしたのもこだわりです。1人ずつ撮影して合成し、それを確認しながら細かい修正をくり返して完成しました。

「ミッションにつながるか」を常に問いかける

 コンテンツの企画は、手書き絵コンテをベースに打ち合わせをして内容を決定していきます。企画が固まったらママ社員にアンケートを取り、他のママにも役に立つ、リアルに使える情報を詰めていき、アンケートの結果をふまえて企画をブラッシュアップします。取材をしながら取り上げる大きさなどを変えたり、「こういう情報を追加した方がリアルを伝えられるかも」と考えて、追加アンケートを取ったりもします。

 デザインでは、何十冊もの雑誌から誌面イメージをデザイナーに伝え、文字組・文字数を決めながら原稿を書き、撮影した写真を組み込んでイメージを作り上げていきます。編集プロダクションには依頼せず、制作スケジュールはおおよそ2カ月をかけています。

 常に意識していることは、ミッションである「カルチャーで業績を上げる」につながるかどうか。業績に貢献しているか、生産性が上がるか、行動を変えるインパクトがあるか、他社が真似をしたくなるほどのクオリティか、お金を払ってでも読みたい社内報になっているか、を考えながら制作しています。

ママ社員向け社内報『mamaHO』概要

 

 

 

 

 

 

 

◆創刊:2016年

◆発行部数:300部

◆仕様:スクエア変型判、 4色、16ページ

◆発行頻度:年2回

◆配布対象:ママ社員向け。ほか希望者にも配布

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