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初めての社内報づくり、7つのアクション(3)

初めての社内報づくり、7つのアクション(3)

 「初めての社内報づくり、7つのアクション」第3回です(第1回第2回もどうぞ!)。

社内報担当ビギナーさんにお薦め「7つのアクション」

① 社内報づくりの根幹を知ろう
 →発行目的、編集方針を確認する
② 新鮮な目で社内報を読もう
 →一読者の視点でバックナンバーを読む
③ 社内報の制作工程を体験しよう
 →小さなコーナーでも一連の流れを経験する
④ 読者の声を聞こう

 →社内の知人の声を集める
⑤ 社内報づくりの面白さを探ろう

 →社内報の仕事の楽しみを見つける
⑥ 社内報づくりの難しさを考えよう
 →社内報の仕事の課題を知る
⑦ 制作手順をマニュアルに残そう
 →社内報制作の手順を整理する

⑤社内報づくりの面白さを探ろう→社内報の仕事の楽しみを見つける

 社内報の仕事は、気苦労や困難も多々ありますが、一方で、面白みや魅力もたくさんあります。「大変、大変」と思わずに、何か一つでも自分なりの楽しさを見つけられるといいですね。

 例えば、こんな魅力があります。

モノづくり

 モノができ上がっていく工程はワクワクするものです。でき上がった制作物は、後々まで残ります。会社の歴史を紐解くとき、社内報は必ず会社公式の典拠として頼られる存在。すべての仕事は会社の歴史に刻まれますが、社内報制作は形としても残ります。

人とのつながり

 社長から新入社員まで、幅広くコミュニケーションが取れるのは、社内報担当者だからこそ。また、社外の社内報セミナーやイベント参加をきっかけにして、他社の社内報担当者との交流が図れることも。人とのつながりは、かけがえのない財産になるでしょう。

世界の広がり

 世界の広がりとは、見聞が広がること。社内報で紹介することで会社の取り組みをより深く知れるのはもちろんのこと、他事業部の仕事、グループ企業の職場、社外のステークホルダーや有識者の取材など、自分の身の回りからは想像できないようなさまざまな世界に飛び込んでいくたび、多くの刺激を得られます。

⑥社内報づくりの難しさを考えよう→社内報の仕事の課題を知る

 社内報制作の難しさや課題はさまざまです。

  • 良い企画が出ない
  • ようやく企画がカタチになり依頼をしても、引き受けてもらえない
  • 何人かに依頼をして承諾を得ても、締切までに原稿が集まらない
  • いつも自転車操業

 これらは、社内報制作の実務経験を積むことで、解決していくものもあるでしょう。大事なことは、仕事を進めていく中で「難しいな」と感じたときに、対症療法的な解決策だけを考えるのではなく、根っこの部分も掘り起こしてみることです。

 例えば、「良い企画が出ない」ようであれば

  • 情報は十分集められているだろうか?
  • 有意義な企画会議を開けていただろうか?
  • 企画のアプローチは間違っていなかったか?
  • そもそも発行目的や編集方針に合っていただろうか?

 などを振り返って自問自答してみましょう。

 うまくいかないときは、課題を見つけるチャンス。課題は、編集ビギナーさんだからこそ、新鮮な目で見つけることができます。仕事の難しさ、課題を正しく見据えて、そもそも……の部分から、課題をとらえ直してみましょう。

⑦制作手順をマニュアルにしよう→社内報編集の手順を整理する

 社内報制作業務に限りませんが、仕事の手順をマニュアルにすることは、仕事の効率化に大いに役立ちます。目的はマニュアル作りではなく、あくまでも仕事の精度を上げることです。

マニュアル作りの“旬” 

 担当歴を重ねた後よりも、担当歴の浅い時期のほうが適しています。ビギナーさんは、仕事を覚え、吸収する時期。慣れてくると、身体で仕事を覚えてしまい、あらためて整理・文書化することが、かえって億劫になってしまうのです。

マニュアルの作り方

 初めて行ったり、知ったりしたことを、こまめにメモします。一つひとつの作業にメモを残していけば、マニュアルの素材は自然と集積されていきます。そのメモを分類・整理すれば、マニュアルのベースは完成。あとは日々の仕事を通じてブラッシュアップ!です。

マニュアルの使い方

 経験を積めばマニュアルなしで仕事ができるでしょう。でも試しに、「毎月第1営業日!」などと自分の中で日にちを決めてマニュアルにさっと目を通し、仕事の手順を確認してみてください。きっと新たな視点や疑問など、何らかの気付きを得られるはず。

 こうしたマニュアルの活用によって、あなたの社内報制作業務の精度はどんどん確かなものになっていくことでしょう。


 以上、ビギナーさんにお薦めしたい7つのアクションをまとめてみました。すべてを一気にやろうとする必要はありません。ピンとくるものから1つずつでも、取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

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